はあ、と誰も耳に拾ってくれないため息が漏れた。

薄暗い牢屋の窓から差し込む日の光が、今日で投獄されて三日目だと私に告げていた。
申し訳程度に敷かれたござの上で寝転がりながら、圧倒的に何もすることがないゆえに睡魔をひたすら待つ。
話し相手もいないから声の出し方すら忘れてしまいそうな、未経験の強制された孤独だった。


(最後にまともに誰かと会話したのは・・・家康さまか。三成さま弁護のチャンスも与えてくれなかったし。
 私も馬鹿だなぁやっぱり家康さまに会ったのを黙ってるのが正解だったのか、でも嘘を吐いたのがバレた方が怖い。)


家康さまと町で会ってから城に帰った時、正直に会ったことを三成さま白状したのがよくなかった。
ただでさえ怖いのにすぐさま般若の形相で三成さまが怒り狂い、問答無用でこの檻に放り込まれてしまったのだ。

もう着物が汚れるのを構わず、ごろりと寝返りを打って誰も現れない鉄格子から目を逸らす。
見張りはいるらしいけれど何の戦闘能力も持たない一般人相手ということもあってかなり警備はおざなりだ。
更にここの人達からは近寄りたくない相手と認識されているため、ちょっかいを出されないのはありがたいが無反応も辛い。

初めの内はすぐに出してもらえると希望的観測をしていたが、相手が会いにすら来なくて希望がだんだん潰えていくのを感じた。
このまま檻の中で「へんじがない。ただのしかばねのようだ。」とかなっちゃうのもありえそうで困る。


(さすがに食事の面倒は見てくれてるみたいだけど、いつになったら出られるのやら・・・・。
 これでトイレまで制限されてたら三成さまとはもう口を利かないところだったぞまったく、)


ぐーっと可愛くない音で鳴る腹を押さえながら、持っていた巾着袋に手を伸ばしかけるが我慢する。

囚人なんかに与えられる食事はお世辞にもおいしいとは言えないし、量も切ない。この時代に罪人に人権などないのだ。
世の不条理を訴える胃袋が食物を催促するがこの状況じゃどうしようもない。聞き分けのない子供か我慢しろ。

っていうかこんな危機的状況でも頭と切り離して元気な自分の食欲には呆れる。胃袋キャラではないはずだが。


「ヤレ、。よい不幸を撒き散らしておるな。」

「うわ・・・吉継さまの声の幻聴が聞こえたわ・・・・・そこまで末期か、私そろそろ死ぬのかな。
 死にたくないなぁまだ元の時代にも帰ってないし、」

「聞け。」


ごん、と脳天に響く本物の衝撃と痛みに跳ね起きて振り返ると、鉄格子越しに包帯と頭巾で素肌を隠した吉継さまの姿が見えた。
私を殴った張本人の数珠がふわりと浮いて真犯人の元へと戻っていく。


「あれ?本物だ!」


急いで鉄格子に近付いてがしゃりと揺らせば別の数珠が頭を擦る。
殴るわけでもなく左右に動いてるのは、もしかして撫でているつもりなんだろうか。
若干、複雑な気分になるが久しぶりのまともに会話ができる相手の登場に無条件で胸が躍った。


「吉継さまお久しぶりです!お腹空きました!!」

「やれ、開口一番にそれか・・・・牢屋でも飯はもらってるであろ。」

「もらってますけどあんなんじゃ足りませんしショボいです。まだまだ育ち盛りの胃をなめないで下さい。」


軽くたしなめるように数珠に頭を打たれたがそんなに痛くもない。
吉継さまが構ってくれるのを檻の中で行儀よく待っていると、小さく笑われた。


「よい姿よの。まるで犬小屋の犬のようだ。」

「・・・・前から絶対に言おうと思ってましたけど吉継さまマジで私のことペット扱いしてますよね、愛玩犬でも噛みますよ。」


相手が相手なので怒る気も起きず、一応文句だけを言えば喜悦に満ちた笑い声が返ってきただけだった。
実際は自分に犬のような可愛さなんてミジンコ程もないと思っているが、まぁ檻に入ったこの姿は確かに動物だ。


「家康と会ったようだな。三成はそれだけで怒り狂いまともに話を聞けなかった故、こうして聞きに来たのよ。」

「やっとまともに話を聞いてもらえる人が来てくれて何よりです。
 えーと、そう、家康さまに会ったんですよ。向こうは私に会いに来たなんて言ってましたけど、まさかね。」

「――――ヒヒッ、は罪作りよの。」

「うえ、そんなに悪いことだったの・・・・?」


私は軍のことについて全く関わってないし話してもいないから軽く考えてたけれどそんな大問題だったのか。
やっぱりかつては友達だったとしても敵になったんだから、当然なのかもしれない。
そう考えるとこうして牢屋に放り込まれているのも仕方のないこと、なのか?

いやちょっと待て。


「っていうか!吉継さまが町に出ていいって言ったんじゃないですか。
 だから私がこうなった原因はそっちにもありますよ!どーしてくれるんですかもー!!」

「さぁ?何のことだか我にはとんと分からぬなァ。」

「酷い!吉継さまの外道!!」


堂々とボケた上に青年男子が可愛〜く首を傾げてみせやがった。この野郎。
分かってはいたけれどこの人は「他人の不幸で飯がうまい」を地で行く人だ。私の不幸でも蜜より甘いのか。

大体、と世の不条理にめげることなく反論の矛先を向ける。


「家康さまに会うのが分かってたら三成さまを誘うなんて自殺行為しませんから!
 あの時あんなに誘ったのに来ない方も悪いんです。そんなんだったら私を監視でも何でもしてればいいんですよーだ!!」


三成さま+家康さま、なんて塩素系の洗剤を混ぜるような自殺行為を誰がするか。私は自殺志願者じゃないぞ。
それにあの恐れ多き凶王様は私が外の空気を吸わせようと懸命に誘ったのに来なかったのだ。

・・・来ても来なくても悪い目に遭ってたのは、きっと気のせいだ。
そして自分が結構やばい発言をしてしまったような気がするのも、きっと気のせいだ。


「確認するが向こうはぬしに会いに来た、と。そう言ったのか?」

「え、あ、まぁそんなこと言ってましたけど家康さま優しい方ですし、お世辞でしょう。リップサービスというか。」

「・・・・・そうか。」


頭巾と包帯で表情は読み取りづらいが吉継さまの声に不機嫌な成分が混じる。
家康さまが私に会いに来た、というのは不愉快だったらしい・・・・まぁ今は敵だから仕方ないのか。


「吉継さま、嫉妬ですか。」

「この場合駄々をこねておるのは三成であろ。」

「三成さまは嫉妬というより、家康さま絡みだからでしょう。別に私じゃなくてもああなりますよ。」


まるで子供の癇癪だ。しかしそれが大の大人で刀を持った居合いの達人で西軍大将という権力持ちだからタチが悪い。
元からの気性もあるだろうが家康さま絡みになると特に酷いのだ、あれで茶道も嗜むというから笑い話である。
三成さまが茶を点てる姿は正直想像もできない。お湯が沸くのも待てなさそうなのに。カップ麺作るのとか失敗してそう。


「あー早くここ出たい。日向ぼっこしたいゆっくりお風呂に入りたい。」

「―――ぬしは我に頼まぬのか?ここから出してくれと。」

「あぁ・・・まぁ三成さまが出してくれないと意味はないでしょう。それに吉継さまにも迷惑かかっちゃう。」


ここから出るには、三成さまが許してくれたという事実が必要だ。
そうでなくてば出たところで吉継さまに迷惑がかかるし、こうして今まで我慢してきた意味がない。


「ここに入れられた時も珍しく殊勝だったと聞くが、どうした?熱か。」

「うーん・・・・・これから喋るの、三成さまには黙っててくれますか?」

「あいわかった。我の口から告げたりはせぬ。」


我の口、と言うのが頭に引っかかったが他に人の姿は見られない。
大方人払いされてるか私と吉継さまという近寄りたくないセットがいるから自主的に退室したのだろう。

躊躇いはあったが、意を決して続ける。


「私、家康さまに会ったのは悪いことだと思ってないんです。
 みんなにとっては敵で裏切り者だけど、三成さまにも吉継さま同様に命の恩人ですし、受けた恩は消えません。」

「では何故?」

「三成さまを傷つけたのは事実で、その点では反省してるから。」


だからこうして大人しく牢屋に入っている。
精神的にも肉体的にも閉塞感があるのは辛いけれど、それで三成さまの気が晴れるのなら―――我慢もする。
私はそれ位にあの繊細な心を傷付けてしまったのだと甘んじて罰せられる。


「では家康に会ったなど自分から言わなければよかったであろ。」

「隠し事とか三成さまは嫌がるし、それにバレた時に余計に傷つくでしょう。
 まーそれで人生初の牢獄入りしちゃうとは思いませんでしたが。」


貴重な体験ができましたよ、と自嘲の笑みを浮かべる。
こんな経験は今後一切今回限りでお願いしたいところだ。いやマジで。


「・・・・・家康と主は何を話した?」

「何を、って他愛ない世間話ですよ。私は戦とか軍の事とか全く分からないですし。」


精神的に参っていて弱音を吐いていたことくらいは、黙っておこう。
これでもし勝機だとか言っちゃって東軍を攻めるきっかけになったらと思うと怖くて仕方がない。
あと「私が傍にいる三成が羨ましい」とか嬉しいことを言われたけれど、なんか自画自賛みたいで恥かしいからこれも黙っておく。


「それだけか?他には?」

「他にはって・・・・・」


家康さまに抱きしめられたのがぱっと浮かんでごにょごにょと口ごもる。
あの鋼のような腹筋とか男の人の逞しい身体とか思い出すと条件反射で頬が赤くなってしまった。
馬鹿正直にそんな反応をしてしまうものだから、吐けと言わんばかりに数珠に両頬を挟まれてぐりぐりされる。これ痛い。


「何をされた?正直に言わぬと飯抜きよ。」

「ただでさえ空腹なのに!?・・・・・えっと、その抱き締められ(たり額にキスされたなんて言えるか!)ました。
 いや、相手にそんな気がないってのは分かってるんですけどあんなイケメンに抱きしめられたらっていうかァッ!!?」


アアアアアァァァァ、と自分の口から説明させられるのが恥かしくなって頭を抱える。
左右に脳みそをシェイクして恥かしさを紛らわせようとしたがそんなので消えるわけがない。無意味。

っていうか思い出すと相当に羨ましい経験をしてたのにすぐに頭が真っ白になった自分が恨めしい!
あんなイケメンに優しくされる機会なんて二度とないんだからもっと味わっておけば(?)よかった!私の馬鹿!!

しかしこのままだと永遠とこの話題をほじくり返されそうだ。打開案を叩きつける。


「あ、まぁそんなことよりもコレ持って行ってくれませんか!?吉継さまにも、お土産です。」


鶯色の巾着袋からあるものを取り出して鉄格子越しに見せる。
白い包みに包まれた柏餅を格子のわずかな隙間から腕を通し、包帯の手の上へ置いた。


「お菓子です、おいしいんですよここの。三成さまと吉継さまに食べてもらいたくて。」

「餅か・・・・腹が減ってるのであろ?主の分は?」

「もう私の分はとっくに食べちゃったんで、残りは二人の分です。あ、手は付けてないんで大丈夫ですよ。」


ちょっと古くなっちゃいましたけどね、と付け加えれば今度は手で頭を撫でられる感覚。
さっきまでの硬い数珠とは違う人間の肉の柔らかさに目を細めた。たったそれだけなのに、すごく嬉しい。


「ヒヒッ・・・・まことは忠犬よの。」

「ハチ公には負けますけどね、ワンとでも鳴きますか。」


この場合は皮肉のような悪い意味ではなく、むしろ誉められているようなので素直に受け止めておく。

包帯を少しずらして枯れ木のように血色の悪い唇の中へ餅が吸い込まれていく。
うまいと言って再びもう片方の手で頭を撫でてくれたから至福であった。わん。


「――――ぬしは、家康と三成のどちらを好いておる?」

「好いておる、ってどっち好きかどうかって事ですか?えー・・・・どっちも大事な恩人ですけど。」


前にも考えた通り優劣なんて考えたこともない。
今この状況だと三成さまだと言えるが、それにしても自分の意思で公平にどちらかを選んだとは言い難い。
この場合の模範解答は決まっているけれどその場しのぎの為だけに軽々しく答えることができなかった。


「・・・・吉継さまが好きじゃ駄目ですか。」


ごん、と額のド真ん中に慣れた数珠の攻撃が命中する。しかし今回は回答が不服だったようで結構痛い。
そして倒れこむ後頭部をもう一方の球で押して自分に寄せ、檻越しに悪巧みのように耳元で囁いた。


「いずれどちらかを選び、どちらを捨てるのを決める時が来る。
 その選択を強いられる主の不幸と罪深さを我は心より愛でたい。」

「・・・・・・。」


謎めいた言葉に対し返事に窮していると、コツコツという足音と共に針金細工のような白い男が現れた。
無駄に研ぎ澄まされた前髪と冷たい美貌の見慣れた、しかし久しぶりの威圧感に息が止まる。

余りに短い、そしてタイミングの良すぎる登場に嫌な予感しかしない。もしかしなくても全部聞かれてた?


「ちょ、ちょっと吉継さま!告げ口しないって、」

「我の口からは、と言ったであろ。」

「一休さんかチクショー!!え、ちょ、本当に行っちゃうの!!?」


ではな、と言って吉継さまがふわりと輿に乗って三成さまの手にもあの包みを渡してさっさと行ってしまう。
格子越しに伸ばされた救援を求める手は届くことなく空中を掴んだ。あの薄情者め!メシウマ男め!!

鷹のような鋭い目線に晒され、恨みの念を送るのを中断し膝を抱えてその場に丸くなって目線を逸らす。  


それよりも状況を整理しろ。今の会話はどれ位が三成さまに聞かれてアウトだった?

・家康さまに会った→○(申告済み
・腹が減っている→○(というかこの項目は必要ない
・家康さまは命の恩人→△(相手も知っているが限りなくグレーゾーン
・家康さまと世間話をした→△(会った時点で想定はされているだろうけど、ちょっと怖い

・家康さまに抱きしめられた→×(議論の必要なし、卵かけご飯の卵をカエルに変える位にアウト


(はい、死亡フラグいただきましたー!どう考えても自殺行為です、本当にありがとうございました!!私の人生、完ッ!!!)


ぎゅっと両手を握りしめて、せめてこの恨みの念が吉継さまの元まで届くのを切に願った。
ここまで真剣に心から真摯な姿勢で人を呪ったのは初めてである。逆に穏やかな気持ちにすらなってきた。

感じたこともない異様な量の冷や汗に怯えていると、ぎぃと扉の開く音が聞こえた。


「え?出られるんですか?」


ぱっと期待に顔を上げたすぐ目と鼻の先にあの美しい顔があって呼吸がどこかへいった。

陶器のような白くて滑らかな肌にモデルみたいに高い鼻、整った眉も長い睫毛に縁取られた瞳が間近にある。
圧倒的な美の迫力に思わすひけてしまった腰を、華奢に見える腕が掴んで離さない。逃げられない。

何が起こるのかも不安で声を出さずにいると、何の前触れもなくいきなり帯を破かれて高い着物を剥かれた。
下に襦袢を着ているので素肌を晒すことには幸いなっていないが少し目を開けたまま気絶し、我にかえる。
遅れて羞恥心が顔を出し、身を捩って相手から離れようとするが凄まじい剛力で掴まれたまま。


「な、何すんの!?ねえ何するの!!?これはさすがの私も怒る!!・・・ぶぇ!!?」


頭から藤色の羽織を被せられて再び思考がフリーズ。復旧した後に慌ててそれを身に纏う。たかが布一枚、されど布一枚。

それをただ三成さまは不機嫌そうに見つめ、そして今度は柏餅を半分に割って口の中に押し込まれる。
甘いあんこの味に平生ならば喜ぶものの頭の混乱で味の判別ができない。確かおいしいはずなんだけど無理、そんな余裕がない。

私は凄まじい疑心の目でお菓子を咀嚼するのを眉も動かさずに見つめ、自身の口にも捻じ込む。表情は変わらない。味はどうだったんだ。

ただ呼吸をするだけでも死んでしまいそうな緊張感の中、形のよい唇が動いた。


「出てもいい。だが誓え、二度と家康と会うな。」

「・・・・・も、もし、出会ったら?」


黙っていればいいものを、なんだか一方的に命令されるのは癪でついそんな生意気が口をついてしまう。
しまったと思う口が謝罪を紡ぐよりも三成さまの長い指が私の顎を捕らえる方が先だった。


「出会わない。私の目の届くところにいろ、二度と触れさせない。」


私が着ていた着物にぐさりと刀が刺さり、泥と刃で見るも無残な布になりさがっていた。
それに将来の自分を重ねてきゅうと目を閉じる。この人なら―――やる。
目の届く範囲に居ろというのも冗談ではない。見えない檻に包囲されたような心地だった。


「着物に触れさせたら着物を剥ぐ。髪に触れさせたら髪を切り落とす。」


淡々とした口調から伝わるのは沸騰寸前の怒り。ああ、だから着物を剥いだのかとやっと理解。

もう一方の指が私の髪を掬い、刃を当てられた訳でもないのに肝が冷える思いだった。
痛んだ黒髪を慈しむわけでもなくただ作業的に何度も何度もなぞる。

そして私の身体を強引に抱き寄せ氷点下の美声で耳元に囁いた。


「そして肌を触れさせたらその部分の肉を削ぎ落としてやる。」

「な、」


否定するのも躊躇われるような純粋な狂気にあてられて呼吸もできない。
そんな理不尽な暴力の脅迫を受けているというのに―――胸の内がぞくりと高鳴ったのを感じて戸惑った。
この間違った正気を自分が微かに喜んでしまった事実が何よりも恐ろしい、それでも反論しなければ。


「そ、んなことをしたら私、傷だらけになってどこにも行けない。」

「行く必要はない。私の居場所がの世界だ。」

「――――そんな世界だと、呼吸もできないよ。」


三成さまが私を立たせるが、牢屋にいたのと恐怖とで足元が覚束ない私を荷物のようにひょいと抱きあげる。
俗にいうお姫様だっこというやつだったが文句もツッコミも吐き出せない。されるがままに身体を預けるしかできない。
家康さまのものとは違う薄い胸板は骨と皮ばかりなのに、それが愛おしいと心のどこかで感じてしまった。


「貴様は一生私の吐いた息を吸い、そして息絶えろ。」


言ってることは最低、しかし冬の空のように清冽な死の宣告と共に口を塞がれた。
口付けなんて甘いものではない、ただ蓋をするだけの行為にもがくが離してもらえない。そこに愛があるのかもわからない。

檻から出ることはできた。しかし今度は出口のない見えない牢獄に閉じ込められてしまったような気がした。








































→死因:二酸化炭素中毒
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あとがき。
きっと皆さまが思い描いていたのとは違う監禁でしょうが、まぁねちねちした監禁はしなさそうだなぁと。直接檻にばこーんと。
それとももーっとどろどろ救いのない系の方がお好みでしょうか。
続編を望む声が多かったのと、大谷さんと主人公の会話が好きという声を聞いたのでぱっと下りてきましたがどんな感じなんだろう、こんな感じだったっけ・・・
コメント非常にありがたく頂いてますもぐもぐ。本当に嬉しいですもぐもぐ。大事に噛みしめてますもぐもぐ。

三成ってさらりと怖いこと言うよね。
最後の台詞は「二息歩行」の歌詞です。私にはあんなセンスのいいセリフは浮かびません。

モンハン3でオトモの名前変えられるから「三成」と「家康」って付ければいいじゃんと言われました。
モンスターそっちのけで喧嘩されそうで嫌です。特に三成は絶対に地面に潜ってばっかだろ・・・TK(耐久力的に考えて
まだ封切ってません。卒論終わるまで我慢します。みなさん色々突っ込みたくなったでしょうが我慢してください。

 
2010年 12月6日執筆 八坂潤
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