吉継さまに言われて、戦から帰ってきたばかりの家康さまと三成さまを迎えに行った時にぎょっとしてしまった。
あの三成さまが血塗れでぐったりと家康さまに背負われていたからだ。
慌てて駆け寄り、恐る恐る三成さまの顔をつついたが全く反応がない。肉がないせいで頬骨に触れてしまい思わずぞっとした。


「家康さま!三成さまは、」

「大丈夫。死んじゃいないさ。疲れ果てて眠っているだけだ。」

「でも、血が・・・・」

「―――返り血だ。は気にしなくていい。」

「あ、そう、ですか・・・・」


誰の、だなんて聞けなかった。聞きたくなかった。
これはきっと一人分のものではないし、戦場はそういうところだってわかっているけれど、知りたくない。怖い。

三成さまを背負ったまま、宥めるように私の頭を撫でる手はどこまでも優しい。
けれどこの温かい手も戦場では―――駄目だ、そんなことを気にしていたらこの時代では生きていけない。


「・・・・・三成さまは大丈夫なんですか?」


ぐったりと死体のように家康さまに身を預けている三成さまなんて普段からは想像もつかない。
こんな無防備に誰かに全てを任せているなんて、信奉している秀吉さまと半兵衛さま以外には見せない姿だろうに。
いや、秀吉さま達相手だからこそこんな姿を見せる訳がないのか、きっとやせ我慢して強がるに違いない。

もしかしたらどこか怪我でもして、もしくは病気にかかってしまったのではないだろうか。

心配する私に対して家康さまは太陽のような笑みを浮かべて、少しばつが悪くなる。


「なんですか家康さま。どうして笑うんですか?」

「いや、なに・・・普段はいがみあっていてもやはり仲が良いと思ってな。」

「そりゃ、まぁ、死なれたら目覚めは悪いですし・・・・それに最近は改善された方ですよまじで。」

「ああ、知ってる。」


出来の悪い教え子を見守るような笑顔から何となく逃げるように目を逸らす。
悪戯を見つかった子供のような心境だ。この人には勝てそうにない。


「大丈夫だ、は戦場帰りの三成を見るのは初めてだろう?いつもこうなんだ。
 秀吉公のために自分を顧みずに戦って、こうして力尽きてしまう。」

「・・・・また、秀吉さまのためですか。」


無意識に声色は刺々しいものを含んだものになる。そのことに気付いて表情までも苦々しくなった。

三成さまはいつだってこうだ。
秀吉さまとその親友である半兵衛さまのために、自らの全てを捧げることを至上の喜びとしている。
あの二人の一瞬の微笑みの為に命を賭し、そのせいで自分が犠牲になろうとも・・・それすらも誉れに過ぎない。

なんとなく小鳥の刷り込みを彷彿とさせるそれは、美徳であるはずなのにどこか寒々しく感じる。
井の中の蛙は、井戸以外の世界を必要としなければ幸せなんだろうか。そのことに疑問を抱くのがそもそもの間違いか。


「、三成を寝かせるのを手伝ってくれないか?
 血を拭いて、鎧を脱がせて怪我の手当てをして・・・でなければ疲れなんて到底とれないだろう。」

「分かりました。手伝います。」


不安定に担がれていた三成さまの長い刀を受け取り、その重みに顔を顰める。
これが幾度も無数の命を奪ってきた凶器だと思うと・・・ああ、駄目だ、そういうのは考えるなと思ったばかりなのに。

そして先を行く白い背中を担いだ広い背中を見つめながら後に続き、三成さまの私室を目指す。
途中ですれ違う人達は皆一様に何かを恐れるようにして、一礼するフリをして私達と視線を合わせようともしない。
私もよくこんな目で見られたりするものだが、今回の対象はどうやら眠り姫らしい―――この茨姫には敵が多い。


「よっと、」


私が声をかけるよりも先に家康さまが器用に足で襖を開けて、部屋の中に入る。
恐ろしいまでに生活感と人間味のない部屋に迎えられいつものように違和感を飲み込んだ。
そしてすぐさま押入れの中から布団を引っ張りだして敷き、その上にそっと三成さまが横たえられる。

まるで生贄を横たえる祭壇みたいだなんて詩的な感想は持たなかった。


「ワシは自分の部屋から薬と、それから水と布をもらってくる。
 は三成の装備を外しておいてくれないか?」

「えぇ!?脱がせろっていうんですか!途中で起きたら殺されますよ私!!」

「大丈夫だ、三成はその状態になったらしばらくは起きない。」

「―――――、」


そんなにまで弱り切っているのか。
自分のためではなく、秀吉さまの為だけにこんなに消耗して。

無言になってしまった私の反応を同意ととったのか、家康さまは立ち上がって部屋の外へ出て行ってしまう。
少し躊躇った後に、手始めに無難なところから外そうと漆黒の籠手の紐に手をかけた。
しゅるりしゅるりと微かな音を立てて紫紺を解いていくと、中から現れたのは屍蝋の肌。


(三成さま、元から細いのに更に痩せた気がする・・・・)


そっと腕の表面をなぞってみると骨の浮いた薄皮の感触に顔をしかめる。

痩せているというのは女の子にとって一種の憧れのステイタスであるが、これでは骨と皮と内臓が詰まった風船だ。
それなのに武将として並み以上の成果を挙げるうえに、私に対する横暴(最近はそこまでじゃないけど)の威力も普通以上なのだから驚かされる。

畳の上に外した籠手をそっと置いて、もう一方の腕にも手をかける。
同じ要領で武装を解除し同じく自分よりも細い身体に虚しさを感じながら装備を並べた。


(半兵衛さまが病気で亡くなってから、このお城はおかしい。)


秀吉さまには一度しか会っていないけれど、城内の噂や家康さまの話を聞く限り、とり憑かれたように軍の強化を進めているらしい。
雰囲気も殺伐としているし、二人も城を空けてばかりで会う回数も戦の数に反比例してどんどん少なくなっていった。

どうやら順調に勝ち進んでいるらしいが、その内部は瓦解寸前だ。
緩急なく回数を重ねる戦争のせいで城の人間は疲弊と不満の色をはっきりとにじませているし、全体的に荒んでいる。

どう言葉にすればいいのか分からないけど―――そう、ここは内部から緩やかに死んでいる。


(特に三成さまの消耗が、酷い。)


そして葬列の先陣を切るのは他でもない三成さまだ。
その表情には不安も怒りも悲しみもなく、それが当然であるという誇らしい表情すら浮かべている。

どうしようもないと分かってはいるが秀吉さまが恨めしくなった。
私が恨み事を言うのも筋違いで、三成さまの望むことじゃないと分かっていても。
でも三成さまが大事だからこそ放っておけない。このままどうしようもなくなっていくのを見過ごせない。


(秀吉さまは争いのない平和な世を築くために、と大義名分を掲げているけれどこんなの・・・)


これでは誰かを幸せにすることなんてできないんじゃないだろうか。この辛い戦いはその為にあるんじゃないのか?

もし平和な世界になってもそこに行きつくまでにいくつの屍が転がっているのか。
その死体の群れの中に三成さまや家康さまや吉継さまが加わることだけはないようにと、どうか。


(でも、それこそ戦争を知らない私が口を出す問題じゃない・・か。)


将来の日本の平和だって、そんな血生臭い歴史の上になりたっているんだから―――だから私が気を揉んでも、きっと仕方ないのだ。
それにかく言う私もその犠牲の上の平穏にのうのうと生きていたのだから、資格もない。

慣れない手付きで肩当てを外し、苦労して上着(?)を脱がしてたどたどしく胸当てを取り払う。
脛当てもようやく外して、そこから先の寝巻に着替えさせるのは家康さまに任せることにして一息ついた。

それから白磁の頬に血が飛んでいるのを見て起こさないようにそっと指で拭う。
きっとそれは三成さまのそれではないのだろうけれど顔が歪んだ。


(秀吉さまに仕えることが本望で幸せだとしても、三成さまはもっと自分自身のために生きるべきだと思うなぁ・・)


しかし自分の為に生きる三成さまの姿なんて到底浮かばないのも事実。
それほどまでにこの人は主君に仕えることを極上の喜びとして、自分を捨てて何も求めない―――空っぽな人なのだ。
本人にその事を伝えても戯言だと鼻で笑われるだけだろうが―――虚しい人なのだ。

生き様に揺るぎがないように見えて、それはただ表面的なもので中身は空虚。
ただ生きることができなくて、そして存在理由を誰かに預けきっているからこその脆い強さ。

だからこそ秀吉さまがいなくなった時のことを思うと不安になる。
とても強いらしいけれど人間は不死身じゃない、ましてや戦乱の時代なのだから死ぬ要因なんて私の時代よりも溢れている。


(きっと秀吉さまがいなくなったら、三成さまは世を儚んで自殺してしまいそう・・・
 私や吉継さまや家康さま、その他全部を何の躊躇いもなく捨てて逝ってしまうんだ、きっと。)


そう思うとなんだか怒るよりも酷く悲しい気分になった。

周囲が何かを言ったところで、三成さまの世界には波紋すら起こらない。
秀吉さまと半兵衛さま、それから親友の吉継さまと・・・家康さまはかろうじて干渉できるかもしれない、でも私はどこまでも蚊帳の外だ。

初めはそれでもよかった。この人を理解するまでは嫌いだった。
―――けれど今はその愚直さと儚さが好ましいと思う。幸せになってほしいと思う。でもどうすれば?本人が望んでもないのに?


「ありがとう、。着替えさせるのはワシがやろう。」

「え、あ、はい。お願いします。」


思案の海に沈んでいて家康さまが部屋に帰ってきていたことに気付かなかった。

いつの間にか握りしめていた白い手を離して、慌てて後ろを向く。
すぐに背中越しに衣擦れの音が聞こえて、三成さまのあの身体を見なくて済むことにほっとした。
腕だけでもあんなに酷いのだから、上半身なんてもっと痛々しい―――そんなものを見たら秀吉さまに抗議せずにはいられないからだ。


「終わったからもうこっちを向いてもいいぞ。」


振り向くと、三成さまが真っ白な寝巻に着替えて布団の中に寝かされているところだった。
着ている人間の不健康な白さもあって死人みたいだと、今度はそんな感想を抱いた。

家康さまも私の言いたいことが分かるのか、悼むような表情を浮かべて僅かな傷に蓬色の軟膏を塗っていく。
そして私も血を布で拭い綺麗にしてからやっと全てが完了して安堵の息を吐いた。


「三成さま本当に全く起きなかったですね。」

「ああ、まぁ三成自身が信用している人間相手なら起きないみたいだ。
 それでも敵が近付いたら反射的に起きるみたいだがな。」

「そうですか・・・・家康さまは信頼されているんですね。」

「―――――そう、だな。だとワシは嬉しい。」


何故か家康さまは寂しそうな笑みを浮かべた。普段なら手放しで喜びそうなのに様子がおかしい。
その違和感が重大なものに感じられて問い詰めたかったがなんとなく言葉にできない。
どうしたものか考えあぐねていると太陽のように温かい手でいつものように頭を撫でられた。


「それに、も信頼されているということだ。」

「え、え?そうかなぁ・・・・だとしたら嬉しい、ですけど。」


嬉しさに顔がにやにやしてしまい、さっき感じたもやもやなどどこかへ流れてしまった。

例えるならそう、きっとナウシカがキツネリスに噛まれながらもなついてもらえた時と同じような喜びだと思う。
つまりナウシカ=私でキツネリス=三成さまか、うむ。動物的なところとか、我ながら的確な例えだ。
だって本音を隠して取り繕うなんて人間しかしない欺瞞だからだ―――三成さまはどこか非人間的だと思う。

考えていると、ごろりと家康さまが横になって私の膝の上に頭を乗せた。
あまりに自然にやってのけるものだから反応できなかったけど、あれ?これ何かおかしくないか?


「え?家康さま?」

「ワシも疲れたんだ。少し膝を貸してくれないか?」

「はぁ!?何言ってんですかもっと美人の膝を借りてきてくださいよ恐れ多い!!
 っていうか布団で横になればいいじゃないですか!敷いてあげますから、ほら立って!!」

「あまり騒がしくすると三成が起きるぞ。それにいいんだ、の膝がいい。」

「・・・・・・・・・・家康さまあんまりそういうのホイホイ言っちゃだめですよまじで刺されますよいつか。」


本気の心配顔の私を家康さまはきょとんとした目で見上げるが、真摯な視線で諭す。

この人は恋愛部門の一級フラグ建築士か何かだろうか。
無意識に色々な女の人とのフラグを乱立して、天然だから回収もせず刺されるなんてことにならなければいいが。

他意はないと分かっていても律儀にどきどきしてしまう自分の恋愛経験値のなさが虚しい。


「せめて足をのばしてからでいいですかね?正座だとしびれるんで。」

「おぉ、すまんすまん。」


家康さまが寝転がった体勢のまま頭だけ上げて(微動だにしない、見た目通りものすごい腹筋だ)足を伸ばす。
眠っている三成さまの横でまた家康さまも横になっているというちょっと変な状況だったが、深く考えるのはやめにした。

ふと気付いて、三成さまとは正反対の健康的で太い腕を持ち上げる。
正直言って重い位だったが、こちらの方がなんとなく安心感があった。まぁ、これが普通(より逞しいくらい)か。
そして金色の手甲を手探りで外していくと、素肌もあの病的な白さじゃなくて安堵する。


「?」

「家康さまも、ほら自分で外してくださいよ。出ないと疲れが取れないでしょう。」

「ありがとう。すまないな。」


口では謝罪しているものの、もう片方の手は浜に打ち上げられたようにぴくりとも動かない。
仕方がなくそのまま作業を続けて手甲を外し、黒い手袋を脱がせて畳の上にそっと腕を横たえる。
もう一方も装備を剥がしているのを家康さまは穏やかに微笑んで眺めているだけだった―――なんだか気恥ずかしい。


「何見てるんですか。」

「いや、の手を見ていた―――綺麗で、平和な手だ。」

「綺麗って・・・・」


家康さまが私の左手をとって自分の頬に当てさせ、もう片方の手は右手を検分するようになぞる。
言葉にできない恥ずかしさに頬が赤くなるがさせるがまま両手を家康さまに弄ばれる。

私の手が触れている家康さまの体温は三成さまと違ってずっと温かい、生きていると実感できる温度だ。
頬をなぞる手にも骨に当たることもなく健康的な肉の感触がした。やっぱり三成さまは肉が薄すぎる。


「私って爪の形も悪いし手入れもしてないし、三成さまの方がずっと綺麗ですよ。
 なんなんですかあの人の手、女子か。なんかむかつくんですけど。」

「しかしは血の臭いがしない、良い香りがする。こっちの方がワシは好きだ。」

「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」


誉められて嬉しいんだか誉められて恥ずかしいんだか何だか分からん感情にその場で両膝を抱えてうずくまりたくなる。
しかし両手も両足も封じられていて動かすことができず、天井を仰いで現実逃避をした。あ、あの木目が笑った気がする。


(なんなんだろう、この人私にも恋愛フラグ立てるつもりなのか・・・そうはいかんぞ惑わされるな!
 こんなハイパー人間出来てて見た目が超イケメンで強くて頭も良い人間が私になびかないから!しかも天然!!)


私の葛藤する心情を知ってか知らずか、家康さまの手が慈しむように私の手を撫でる。
何かが臨界点を突破していっそ菩薩のように穏やかな心境と顔になり、どこかに意識を飛ばした。あ、ここが金星か。

でも言わせてもらいたい。
家康さま、ドン引きするくらいに罪作りですね。
ほんと行動と夜道には気を付けた方がいいと思いますまじで。
夜道で女の人に刺されて死んだなんて間抜けな最期は止めてくださいねほんと。


「この世に生きる人間全員がそんな美しく汚れていない手を持つことができたら、と思ってな。」

「あ――――」


なんか舞い上がっていた(?)自分が別の意味で恥ずかしくなって一瞬で意識が素に戻る。
この人は真面目な意味で言っていたのに何を喜んでいたのだろう。


(史実では天下をとるのは家康さまだけど・・・どうなのかな、こっちだとちょっと歴史の勝手が違うみたい。
 けれど、こんな考え方をできるこの人が太平の世を勝ち取るというのなら納得できる気も、する。)


なんとなく、家康さまの芝生みたいな髪を撫でるとくすぐったそうに目を細めた。
こういう仕草はあどけない子供みたいなのに、時折凡人には考えもしない巨視的な見方をする。
だからこその天下の器とでも言うのだろうか―――けれど家康さまが天下をとったら秀吉さまは・・・・三成さまは?


「―――ずっと、このままみんなと一緒にいられたらいいのに。」

「?」
 
「三成さまと、家康さまと、吉継さま・・・それと私でずっと仲良くいられたら、いいのに。
 戦争はもちろんない方がいいし終わればもっといいけれど、でも、」 
 
 
この穏やかな時間がずっと続けばいいのに。

そう呟いた私はこの時遠くを見ていて、家康さまの表情には気が付くことができなかった。
同意するように手を強く握り返されたのが嬉しくて微笑む。


「近々、最後の戦がある・・・・・そしたらまた遠乗りに行こう。」

「前に春に二人で行って、桜の花びらをたくさん集めて吉継さまと三成さまに桜吹雪を降らせましたね。
 二人とも外に出られないし出たがらないから、まぁ三成さまにすごく怒られましたけど。」

「・・・・なに、今度は三人で行ってまた刑部にお土産を持って帰ろう。なるべく外の空気が感じられるものがいいな。」

「はい。この時期だと何がいいのか・・・・その時を楽しみに待ってます。
 平和な時代をみんなで遊びに行ったりできるのを、ずっと楽しみに待っています。」

「―――――ああ。」


家康さまが私の手を握って自分の目頭に当てる。
睫毛が微かに震えていて、泣いているのかと慌てて外そうとしたけれど押さえつけられて動かない。
少し考えてからもう片方の手も添えて貝殻のようにすっぽりと家康さまの目元を隠すことにした。


「許せ、。」

「・・・・・なにを、」

「――――、」


それ以上は答えてくれない。

こんなことは初めてで何となく不安になって、勝手に家康さまの指をとり指きりをする。
家康さまの口元は微笑んでくれたけれど今度は指を握り返してくれることはなかった。








































→溺れ谷
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あとがき。
やばいんだよおおお卒論がやばいんだよおおおお!!
でも妄想が止まらんのだよ助けて!発散させるために書いちゃう・・・悔しい、でも書いちゃう・・・・!!(びくびくびくん
いやまじ締切やばいんですけど着地点が見えませんあばばばばばばば

家康はずっと裏切ることを心に決めていて、三成が秀吉を信奉する姿に揺らぎながらも苦渋の決断だったんだろうなとか思いました。
人々を、ひいては三成の心を助けるためにあえて裏切ったというのならこの人本当に天下人なんだろうなと思う。
でも自分を犠牲にし過ぎだと思います。あと半兵衛の最期が分からん。

家康さまは音無君なみの一級フラグ建築士。

なんか私って続きを書くとか宣言した作品ってほぼ書かないで終わりますね。
卒論もそうですが「メルト」の着地点も分かりません。溶けてしまいそうです。


2010年 11月27日執筆 八坂潤
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