「うはあ・・・・これすごいですね・・・・・」


素人の目から見ても高価だと一目で分かる絵画が大群をなしている、というのは壮麗たるものだった。
廊下を埋め尽くすそれらを見ているとまるで美術館に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥る。


「そうか?絵なんて食えないだろ。同じ平面ならピザのがいいね。」

「ダンテさんの基準は食えるかどうかなんですか(どこの原始人の感想だ」


人払いがされて私達以外の人間がいない屋敷というのは明かりが付いていても十分に怖い。
こういう洋館を見ているとバイオハザードを思い出していつゾンビが現れるかと冷や冷やしてしまう。
ましてやここでは悪魔が実在する世界なのだ。有りえない話ではないかもしれない。


(でもこの人の場合、確実にホラーゲームがアクションゲームに変わるな・・)


気後れしまくりの私に対し、ダンテは怯むことなく堂々と廊下を歩いて行く。

依頼主は絵画コレクターだと聞いてはいたが想像していたのとは規模が違った。金持ちにも程がある。
こんなに趣味に打ち込むお金があるのなら私に少し恵んでくれればいいのに、と思ったがこの世界だと使い道があまりないのに気付いて落ち込む。
せいぜい万年金欠状態のこの事務所に献金する位だろうか。うーん、私の趣味に使ったらダンテが引くだろうからなぁ。


「その絵って形見のものらしいですね。」

「ああ、死んだ娘が親父の為に描いたんだと。」

「ふーん・・・・・そうですか・・・」


死んだ娘、私も元の世界ではそんな扱いになっているんだろうか。それとも神隠し?
違う世界と言えど生きているのに、けれどそれを向こうの人達に伝える術を私は知らない。


「・・・・・みんな心配してくれてるかな。」


誰に聞かせるわけでもなく、溜息のように言葉が漏らす。
ダンテには聞こえなかったようでその赤い背中が振り返られることはなくほっとした。

家族や友人の事を思うといつでも涙がにじみ出てくる。みんながここまで恋しくなったのは生まれて初めてだ。
バレないように無言でそれを拭い、自然と無言で例の悪魔がいる部屋を目指す。


(それにしても、言われるがままこの格好をしたけど本当に釣れるんだろうか・・・)


ちょうど自分の姿が大きな金縁の姿見の鏡に写し出されて少し落ち込む。

頭にレースの飾りこそ付けてはいないが、楚々とした白いブラウスの胸元には紺色の控えめなリボン。
黒くて長いワンピースの上を清楚な純白のエプロンが包み、雪色の絹の手袋はこの時期には少し気持ちが悪い。

そう、侍女のコスプレをした残念としか言いようがない自分の情けない姿がそこにはあった。
ここの制服だから仕方のないことなのだが、誰が得をするというのだろう。こういうのは美少女が身につけるものじゃないのか。


「似合ってるぜ、。」

「アリガトウゴザイマス(殴りたい。」


棒読みでダンテの慰めを流しそうめんに流し、速度を早めて彼の隣りに並ぶ。

作戦はこうだ。まず侍女に扮した私が例の部屋で掃除するフリをする。
それに釣られて出てきた悪魔を部屋の外で待機していたダンテが突入して倒す。

なんとまぁ捻りのない典型的なおとり作戦だけどあいにくこれ以上の策を練る頭など私達にはない。


(ホンットに私ってここに来てからロクな目に遭ってないなぁ・・)


こっちに来てから何か良い事なんてあっただろうか。
かろうじて挙げるならばダンテの綺麗すぎる顔を見ると眼福だなぁと思う位しかないぞ。あ、コレけっこう役得だった。


でも真面目な話、ゲームや漫画のような非日常に恋焦がれる余裕なんてもう無い。そんなのはもうお腹一杯だ。
早くあの平凡な日常世界に帰りたい。友人に会いたい。家族に逢いたい。


「・・・・・・」


前方には何もないのに自然と足が止まり猛烈に先に行きたくなくなった。
鳥肌が全身を優しく愛撫し、見えない蔦に足を絡め取られてしまったかのように動きが鈍くなる。


「この部屋だ。」

「・・・・でしょうね。」


気温に変化がないはずなのに寒気がして両腕を強く擦った。
連動して気分までもが悪くなってきて顔を顰めてしまう。


「ダンテさんは部屋のすぐ傍で待機しててくれるんですよね?」

「ああ。悪魔を引きずりだしたら声を上げて合図をくれ。すぐに駆け付ける。」

「・・・・・・お願いします。」


信用などしていない男にヘリウムガスのように軽くなってしまった自分の命を預ける。
一応は別れの言葉のようなものを言おうとして、真剣に縁起でもないのでやめておいた。笑えない。


ぱたん。


木製のドアを閉めてしまうとまるで世界から隔絶されてしまったような錯覚に陥り泣きたくなった。
部屋の中のお伽噺に出てくるような天蓋付きの豪奢なベッドも、美しい調度品の数々もまるで私の胸には響いてこない。

ダンテと居ることでいくらか緩和されていた不安が急に大きくなりすぐさま逃亡してしまいたくなる。
でもどこに?逃げ場なんて初めから私にはないじゃないか。


(私、何やってるんだろ・・・こんな危険な真似をして。)


背中を氷が滑るような怖気が走り、同時に誰かの視線を感じる。もちろんこの部屋に人間は私一人だ。

じりじりと突き刺さる人外の視線はスーパーの食材を値踏みをされている気分で気持ちが悪い。
持たされていた雑巾で色鮮やかで高価そうな壺を拭き、内心で大きな溜息を吐く。


(悪魔がいる部屋に入ることすら普段だったら全力で拒否しそうなものなのに何で受け入れているんだろう。私って馬鹿だなぁ。)


危ない橋をリンボーダンスで渡っていると思うと、気の早い走馬灯がみんなの顔を流してくる。
今ではもう遠く感じられる懐かしい記憶。元の世界での思い出。


(・・・・・死にたくない。)


必ず生きて、元の世界に帰ってやる。

雑巾をぐっと握りしめながら振り返ると平面の中で優雅に微笑む美女の絵と目が合った。
美の女神のように柔和で神聖な雰囲気を纏ったそれは、期待に反して酷薄な笑みを浮かべこちらを睨んでいる。
初めからそのように描かれた絵という訳ではなく明らかに悪意と敵意をこちらに持っているように見えた。


(これが、これが依頼にあった悪魔なの?)


なんておぞましい。吐き気がしそうだ。

この醜悪な悪魔が家族の絆を盾に絵に居座っているのだと思うと怒りすら覚える。
私に力があれば引き摺り出した瞬間に倒してやれるのに。


数秒の膠着の後、再び背を向けて棚を掃除するフリをする。

しばらくは何事もなく、次の棚へ移動しようとした時に足だけ凍りついたように動かなくなっていたのに気付いた。
今更怖気づいてしまったのかと自分を奮い立たせようとするが原因はそうではない。


「何、これ・・・」


絵からどす黒い触手のような物が伸ばされ、スルスルと踊るように私の足に絡み付いていた。
触手の微細な棘に足を刺され、小さいが鋭い痛みに呻き声を漏らす。

美の女神の絵から醜悪な悪魔の手が伸びている光景は不気味だった。
それでも恐怖心を悟られないよう、精一杯の虚勢を張って悪魔を睨み付ける。


「う、わ!」


その影は挑戦的に更に足に絡み付いていき、何かを探るように上へ上へと這ってくる。
生理的な嫌悪感が限界に達し半ば恐慌状態に陥りかかるが何とか堪えて、今だけはされるがままに抵抗しない。

相変わらず肌を刺してくる棘の痛みに苛まれながらも冷静に観察する、悪魔は腰から上に手を伸ばそうとはしていない。
否、伸ばそうとしてはいるようだが何かに躊躇しているようだ。


(戸惑ってる・・・?あ、そうか!)


身体を這う不快感に眉をひそめながらも、相手に震えを悟られないように呼び掛ける。


「無駄だよ。私の身体には聖水がかかっているから。」


そういえば出かける前に再びダンテに頭から聖水をぶっかけられてきた。
冷たくて風邪を引かされるかと思ったけれど、悪魔に喰われるよりは何倍もマシだ。実害的に考えて。


「言っておくけれどアンタみたいなのに喰われるつもりは髭一本分もない!出直せバーカ!!」


獲物の挑発に悪魔がぴくりと反応して再び絵に戻っていく。
口だけは強気だが内心では火山があったら飛び込みたい位にビクついている。うう、帰りたい。


お互いに無言で睨み合う。もしこれで相手が私を諦めたら作戦失敗だ。

相手は絵に閉じ籠もってあまり出てこないくらいに用心深い。
だとしたら触手だけじゃなくて本体を引き摺り出さないと意味がない、という考えなのだが。


(出て来ないでほしいんだけど、依頼の為に出てきてほしいような・・・複雑だ。)


これがただの高価な絵だったらまだしも、相手は家族の形見だと言う。
今の自分にとって家族に関連するものは割とただ事ではないのだ。
私にはこの世界ではお母さん達に何もできないから、他人と言えど家族の繋がりは大事にしてあげたい。それを傷付けるのは許せないとも思う。


「諦める?なら私は帰って寝るわ。」


ダンテはあの時、悪魔だったら私相手に我慢できなくなる、と聞くのも怖い根拠で自信たっぷりに言ってみせた。
それが体験論であれ予測論であれその言葉を信じるしかない。そして守ると約束してくれた事も。


数秒の静寂。


突如、巨大な黒い手が絵の中から伸び、闇色のフードに包まれた顔、それから身体が途中まで這い出てくる。

どうやらダンテの言葉通り、私は悪魔にとって大変魅力的らしいが全く嬉しくない事実だ。
これが悪魔相手ではなく(できればかっこいい)人間相手だったらよかったのに、と状況も忘れて虚しくなった。


(助けを呼ぶ?いや、まだ途中だから駄目か・・・完全にじゃないとまた絵に戻られるかも・・・・)


そうなったらもうこの作戦は通じなくなる。相手もさすがに同じ作戦に二度も引っかかってはくれないだろう。
どうしようもなくなってしまえば形見の絵も壊さなきゃならなくなる。それは避けたい、私の為にも。

何もかもを放棄してみっともない悲鳴をあげて全速力で逃げたいと思う。
けれど他人の家族の絆が鎖となってM自分で自分を悪魔の部屋に縛り付けていた。


「うう・・・・・」


久々にここまで悪魔に接近を許したものだから真剣に怖い。今回は私の隣に赤い人も青い人もいないのだ。つまり無防備。
扉の外にダンテが待機していると言っても何の足しにもなりはしない。
彼にだって私を襲わないと保障されているとは言い難いのだ。


(気付いたら周りには味方はいない。
 いや、思えばこの世界に来てから最初からそうずっとだったのかも。今さら、怖くなんて・・・ない。)


じりじりと狩人を焦らすように後退し、追うようにだんだんと悪魔が距離を詰めて絵から体が抜け出てくる。

今すぐにでも助けを呼ぼうと思えば呼べるのに、それができないジレンマに焦燥感が募る。
焦らしているつもりだったのが、焦らされていたのは私の方だったのか。


振り返って扉を窺うが足をそこに向けようとはしない。
彼は部屋の異常には気付いているだろうけど、私が呼ぶまで助けに来ない事になっているから絶対に来ない。


「ッ何!?」


突然、身体が冷たい何かに包まれ勢いよく空中に吊り上げられる。
ぎりぎりと締め上げられた背骨が悲鳴をあげ、声にならない悲鳴が洩れた。さっきとは比べ物にならない程に痛い!


「う、そ・・・・・」


包まれていた、というのは語弊で正確には虫を捕まえる子供のように掴まれていた。

やっとの思いで全身を引き摺り出した悪魔に下半身は無く、ボロ布が寂しくバタバタと棚引いているだけ。

てっきり足が生えているものだと思っていた私は完全にタイミングを間違えたのだ。
もう自力では逃げることすらままならず、こう絞めあげられていては満足に声もあげられない。助けが呼べない。


「ダ、ンテ・・・さ・・・」


駄目だ!こんな小さな声じゃ部屋の外まで届く訳がない!!

腹の底から声を絞り出そうとするが、大きく開いた口に触手が絡み付き呻き声すら出せなくなった。


今更ながら相手は本気で私を喰らいに来ている。
ならば噛みちぎってやろうと歯を立てるが文字通り歯ごたえのないゴムのような感触がして不快になっただけ。うえ、気持ち悪い。


(ダンテさん!ダンテ!!助けて、気付いて!お願いだから気付いてッ!!)


声なき声で届くはずもないのに夢中でダンテの名前を呼ぶ。
涙が溢れて必死に救援を求める―――私を殺すかもしれない相手だと言うのに、他に縋れるものなんて何もない。


(ダンテッ!!)


盛大な破壊音で木の葉のように吹っ飛んできた扉と共に、こんな状況でも鮮やかな紅蓮の風が躍り出る。
煌めく白刃が私を掴んでいた腕を容赦なく両断し、逞しい腕に身体を引っ張り出された。


「!」

「げほッごほッ・・・・・」


圧迫感から一気に解放され、酸素不足で喘ぐ私の背中をダンテの手が優しく撫でる。

彼の目は意外にも真摯に私の事を心配していて、恐怖とは別の意味で涙が零れた。
それに困ったような笑みを浮かべながらも不器用に拭ってくれる。ああ、それ逆効果。


「悪いな。合図がないから勝手に乗り込んだんだが・・・」

「いや、いい・・・そんなんよりアイツ絶対に倒して・・・・・」


ぐずぐずと嗚咽交じりの声で命令し、力の入らない足で立とうとするが徒労に終わる。

それを見兼ねてか私と悪魔の間にダンテが颯爽と割って入る。
広くて頼れる赤い背中に、この部屋に来て初めて安堵の溜息をつく。何だかんだ言っても安心してしまう。


「仰せのままに。」


獰猛な肉食獣の笑みを浮かべ、赤い背中が痛みに喘ぐ悪魔に向かって矢のように駆けた。
強敵の出現だと理解したのか相手は新たな触手と青白い不気味な炎とで彼を迎え撃つ。


戦闘になってしまえば私にやる事はなんて全くない。
せいぜい足手まといにならないように二人から距離をとっておく努力をするだけ。

壁に助けられながらやっと立ち上がり、ドア(跡地)へそろそろと近付く。


こうして全身を眺めると、相手は黒い布を纏った巨大な死神のように見えた。
フードの奧にはどこまでも深い闇が広がっていて、見る者の不安を煽る。


悪魔が炎で周囲を着飾るがダンテは怯むことなく、一瞬の隙をついて残っていたもう片方の手も斬り落とす。目を覆いたくなるような光景。
それでも自分の生死がかかっているため目を反らせない。助けにも入れず、脇役にはただ見守ることしかできない。


「おいおい、これで終わりじゃないだろ?再生して反撃してみろ!」


両の腕が切断され、痛みに悶える死神の黒い血が毛足の長い絨毯の上を侵食していく。

こんな状況でも息切れせずにわざわざ悪魔を挑発する彼は異常だ。
初めてまともに彼が悪魔と戦う姿を見るけれど、そこからは隠そうともしない残虐な一面が晒されている。


(いや、悪魔相手だったら別に残虐でも・・いい、けれど・・・・)


その姿はどうしても弱い私の心の不安を煽る。
彼を信用してもいいのだろうかと、かねがねの疑問が水を与えられ蕾を膨らます。


「!」


紅の旋風が腕を失い反撃の術が無くなった悪魔の懐に飛び込み、下段から雷の速度で天を切り裂くように突き上げる。
思いっきり喰らってのけぞった相手に、間髪入れずに鉛の豪雨が降り注いだ。必殺の連携。

目にも止まらぬ早業に呆気にとられたが、すぐに悪魔の触手が後方に伸ばされている事に気付いてしまった。
ダンテがいるこの部屋で逃げ場なんてあるはずがない、あの場所を除けば。彼は気付いていない。


「あいつ・・・・・」


相手の意図に気付き、一瞬だけ躊躇したがすぐさま走り出す。
悪魔が逃げ込もうとしている場所、私達が手を出せなくなる場所―――あの形見の絵に向かって。


「!?」


ダンテが制止を呼び掛けるが足は止めずに、代わりに首だけ振り返って応える。
後ろからは悪魔がダンテに撃たれながらも執念深く絵に向かって来るのが見えた。


「・・・・・ひ、ぅ・・・」


でも、止まるわけにはいかない。

あの絵の意味を相手は分かっていてそれを利用しようとしているのだ。
正義の味方ではないけれど、それだけは許す訳には絶対にいかない。


(ああもう、こんなになるんだったらもっと親孝行、しておけばよかった!)


あの絵は持ち主の宝物で思い出だ、他にもたくさんあるのに寝室にはあの絵しか飾られていない。
娘が死んでしまう前に残した家族に向けたものだから一番傍に置いておきたかったのだろう。

だから、あの絵だけは絶対に守らなければならない。
あれは私にとって家族の繋がりなのだ。悪魔なんかに触れられたくもない!


「ッあああああぁ!!」


影に追いつかれる前にベッドに跳び乗り、その上から豪奢な棚の上に飛び移る。
小学生の身長ほどもある絵をもぎ取って相手に渡すまいと胸に強く抱きしめた。


「早く逃げろ!」

「げ!!」


珍しく焦った赤い声、すぐ目の前にはフードの中から黄ばんだ鋭い牙の列覗き、真っ直ぐに私を狙っていた。


―――そうか、狙いは絵じゃなくて初めから私だったのか。
今度は向こうが絵を囮にして私を釣り上げたのだ。何てことだ、見事に釣られてしまった。


(それでも、守らないと・・・)


きっと私が死んでも悪魔はダンテがなんとかしてくれる。
逃げようがないのならせめて絵を守りたい。自分の家族にはもう何もしてやれないから、せめてもの―――


「―――――――」


そして、部屋には血色の花弁が散った。





































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あとがき。
正義の味方じゃなくても譲れないものくらいきっとある。

一発でわかると思いますがこの悪魔の話はFF6のアウザーの屋敷の話が元になってます。
いや、ほんと怖いですよこのダンジョン。個人的にマザー2のスリーク関連イベントとタメを張れる。
ゾンビやごみ箱がうろつく墓場に潜るのも怖いけれど、暗くて幽霊がうろつく屋敷もずっと怖い。たぶんこの年でも怖い。

そんな事よりロックの話しようぜ!ロックはティナの嫁。

実は3度も加筆修正されてたんですね、この話。
どんどん表現がまわりくどくなっていくのをお楽しみください(めんどくさいだけです。


2006年 11月28日執筆
2007年 5月4日加筆修正
2009年 8月11日加筆修正 八坂潤
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