「う、うぅん・・・・?」


僅かに開かれた瞼の視界はせまく、身体はどうにも重いし全身が痛みで軋む。
何かが覆いかぶさっていることに気付き、ぼんやりした意識のまま何とかずりずりと這い出る。

徐々に夜は白みつつあり、外気に晒された廃墟の中にどうやら転がっていたらしい。
覆いかぶさっていた何かの正体を見た途端に意識が覚醒した。


「ダンテ・・・・?」


這った姿勢のままダンテの事をゆっくりと揺らす。
長い睫毛が微かに動き、苦労して仰向けにした身体の胸に失礼して耳を当てると心音が聞こえる。
死にそうにはない人とはいえ生きているという事実を確認して心の底から安堵する。

―――服は無事な部分を探すのが難しいほどぼろぼろで、大きいダメージを受けてるようにしか見えないけど傷はなさそうだ。
大きな怪我をしたけれどいつものように悪魔の血で治ったのかもしれない。

けれどそれほどの傷を負ったという事実に刺すような痛みが胸を苛む。
私を庇うように倒れて意識を失っていた状況からして、私を助けた結果なのではないかと直感的に思ったからだ。


(何が起こったんだっけ・・・記憶が断片的で思い出せない・・・・
 アミュレットを追い掛けて、教会に入って、底が抜けて血の海で、それで・・・ダンテが、)


はっと思い出してダンテの身体をつま先からくまなく観察するが特に異常はない。
指先まで美しく整った手を取るが、私を浅く切った鋭い爪はいつもの健康的な形に戻っている。

ダンテが身体まで本物の悪魔になってしまったのは夢だったのだろうか?


(ううん、あれはきっと夢じゃない・・・)


現に私の手にはうっすらと朱の線が走っていて、確かに傷があったことを示しているからだ。
治りかかっていて痛みはもうないけれど、凍るような恐怖も泣きだしたくなる絶望感も鮮明に蘇る。


「ダンテ・・・ごめん・・・・」


彼のさらさらとした銀糸を指で弄び、白磁の頬についた泥をそっと拭う。

口では何と言っても態度では何と示そうとも、確かにあの時私はダンテを心底怖いと思った。
本気で殺されると思って覚悟も決めようとした―――この人はこんなになっても私を助けようとしてくれたのに。


(それなのに私はブチ切れてよく分からないテンションでダンテの顔を殴るしアミュレットは盗られたまんまだし・・・)


後悔と共に思い返される奇行の数々に自己嫌悪に陥る。頭痛までしてきそうだ。

うう、私ってば何でこうなんだろう・・・ダンテに比べて私は役立たずに過ぎる。
何もできないばかりかかえって足手まといなんて、私は彼に守ってもらう価値なんて・・・


「・・・・・ッ!!」


崩れた教会の中、瓦礫の振動する微かな音が聞こえて顔を上げる。
音の方向にはあの帽子屋が誘うようにアミュレットをちらつかせてニタニタと笑っていた。

それが遠ざかった瞬間に弾かれたように立ちあがる。
追いかけて取り戻さなければダンテに会わす顔はますますない。

気絶している彼をこのまま外に放置するのは気が引けるが、でもきっと強いから大丈夫だろう。
着ていた自分の上着を脱いで剥き出しの逞しい胸襟に被せておく。風邪なんてひきそうにもないけど念のため。


「ごめん・・ちょっと待ってて。すぐ取り返してくるから。」


本当は追いかけたくない。このままダンテの傍で安全に待っていたい。

でもいつも施されてばかりでは、庇われてばかりでは私は本当に何もできないことを認めてしまうことになる。
ダンテほどたくさんじゃなくても私にだってできることはあるはずだ―――私にだってダンテの為にできることが何かあるはずなんだ。

すっかり存在を忘れていた鞄の中から恐る恐るあの銃を握って感触を確かめた。
相変わらず非日常的な重みは私の勇気を萎えさせ覚悟を問うてくる。

これ以上引き離される前にと走り出し、すぐに感じた足裏の痛みに顔を顰めた。
剥きだしの素足には瓦礫の細かな破片が突き刺さっている、けれど走りを止めない。


(あああぁ・・・私って馬鹿!本当に馬鹿!!何で考えもなしに靴をぶん投げちゃったの・・・・!!)


頭に血が上ってアリスにぶん投げたところまでは覚えてるがそこから先の行方は全く知れない。
そもそもあの場所は床が抜けて血の海に沈んだわけで・・・もしかしたらぽちゃんと落ちてしまったのだろうか。

だとしたら回収は不可能かもしれない。なぜならあの穴も血の海もまるで幻のように掻き消えてしまった。
一応は数少ない元の世界から持ってきた無事な私物で、例によって夢ではないと言い切れるからもう・・・・・・


「あっ!」


帽子屋が幽霊のように空中で静止しこちらを見下ろしているのを発見して、情けないへっぴり腰で銃を構えた。
途端に聞こえる押し殺したような笑声、傍から見ても無様でなけなしの勇気は悪魔から見れば失笑の的かもしれない。
でも私は真剣だしこれ以上強く見せることもかっこよくなることもできない。


「・・・・・・・・・・・・・・」


がちがちと震える歯の音楽に合わせて銃口も激しくぶれる。
引き金に指をしっかり掛けているのにどうにも先に引けない、撃つことができない。なぜ?

戸惑う間もなくすぐさま例のポルターガイストが小石を弾丸のように飛ばして、私の身体を木の葉のように吹っ飛ばした。
地面に強かに打ちつけた頭はずきずきと響くように痛み、抵抗する間もなく浮遊感に襲われる。


「う、ぇ・・・・あぅ、」


いくら足を動かしてもがいても地面は無情にも遠ざかり、なすがまま宙吊りにされてしまう。
か細いとはいえ頼みの綱だった銃も鈍い音と共にどこかに落ちる音が聞こえて涙が零れた。

悔しい。悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい悔しい・・・・!!
私は結局は何をしても、ダンテのためを思って何かをしても、結局は裏目にしか出ないわ力不足だわで結果を出せないのか!
こんなんだったら初めから動かないでダンテの傍に待っていたほうがずっとよかった!

ぐらぐらと不規則に揺られてにじむ視界は吐き気を覚える。
再び朦朧としつつある意識のまま、それでも一縷の望みをかけて指はあの赤い光を求める。
炎のように輝くアミュレットを取り戻そうと足掻いて、もがいて、そして、


「ーーーーーーッ!!」


突然の衝撃に何が起こったのか分からず目を白黒させて思考が一旦停止する。
地面の感触、全身を打ちつけたような痛み、再び感じる落下したような感覚―――私地面に落ちた?どうして?

連続する痛みと衝撃に立つこともできず、小さく呻きながら芋虫のように地べたを這ったまま周囲を見渡す。

視界が捉えたのは鮮烈なまでの海色。目の醒めるような美しい青色が広がっている。
その色が記憶を呼び覚ます前に腹の下に足を入れられ、瞬く間に亀のように仰向けにひっくり返されて後頭部を軽く打つ。


「なに・・・?え?」


力を振り絞って起き上がろうとする、がその前に黒い棒のようなものを胸に当てられて再び地面に縫い止められる。
再び地べたに頭を打ち付けて星が点滅する・・・・今日何度目だろう。しばらくはたんこぶで仰向けで眠れないかもしれない。

虫の標本のように地に磔にされた私を誰かが見下ろしている。
顔はダンテに似ているけれど微妙に違う―――どこがどうとはうまく説明できないけれど。
いつものように星のように銀色に輝く髪は逆立てられ、薄氷色の瞳は険を含んでこちらを見下している。
あまりの絶対零度の冷たい瞳になんだか怖くなって私の方から目を逸らしてしまった。なんとなく負けた気分。

そして何より優雅にはためくコートの色は正反対の寒色。冴え冴えとした朝の湖畔の色に目が見開かれる。


「あなた、あの時、図書館に居た・・・・」

「―――貴様がダンテに飼われているというあの時の犬か。」

「いっ・・・・!え、犬・・・はぁ!?」


あまりの言葉にぴしりと音を立てて脳みそがフリーズする。

え?犬って私のこと?い、犬ってのはあの四足歩行で尻尾があって動物の?
再会して一言目に人を犬扱い?明らかに褒め言葉じゃないよね?特殊なプレイ?え、なにこの人やっぱりこわい。超こわい。


「ちょっ!ちょっと!!私の、どこが、犬に、見えるのよ!!!?」

「ではヤツの女か。弱いだけで役にも立たなそうなそうだが・・・それに趣味も悪い。」

「ブッ・・・・!!あ、いや、それではないです・・・・・・・」

「では犬か。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


あ、れ?この人言語は通じてるんだよね?今すっごく言葉の壁にぶち当たってる・・・・?

あんまりな言葉の羅列に飛びそうになった魂を青い人が左手に持っている赤い光が呼び戻す。
散々求めたあのアミュレットが静かな光を湛えて彼の手に収まっていた。再び手を伸ばす、当然届かない。


「あのっ、それ、返して!それ、ダンテの宝物だから!!」


押しつけられていた黒い鞘を払いのけようとするがかえって力を込められて呻く。ほんと惨めだ。
この人は私を自由にする気など、ましてや対等に話をする気などさらさらないのだ。

苦しそうに顔を歪める私に対して彼は疑問を含んだ瞳で私を観察しているよう。
たぶん今の私は散々な状態(らしい)のであまり見てほしくない。


「なぜ、貴様がこれを持っている。」

「なぜって・・・・もらったとかそういうのじゃないけど・・借りているだけで。
 あとこれ、離してください。すごく苦しいです。」

「・・・・・・・・・。」


最後の懇願はまるで聞いていないかのように無視された。酷い。
鞘で動きを牽制されたまま人知れずそっと息を吐く。

色々あってすっかり忘れてたけどそういえばこの人って何者なんだろう。
ダンテが以前に漏らしていた死んだお兄さんとは同一人物?
けれどダンテと重ねられることをこの人はかなり嫌がっていたような気がする・・・もしかして仲が悪い?


「えっと・・・あなたはダンテのお兄さん?」

「犬が知る必要はない。」

「・・・・・・・・・・・ああ、否定はしないんですね。お兄さん!」


人間の尊厳をまるっと無視する犬呼ばわりにぺっと毒づく。
周りの空気が急に肌寒く感じるようになったのはきっと気のせいじゃない。
表面上は虐げられながらも気丈に振舞うが内心では冷や汗が滝のように流れている。こわい、やっぱりこの人こええ。


「―――何故ダンテは貴様のようなものを飼っている。
 どう考えても庇ってまで守る価値があるとは到底思えん。」

「・・・・・・・・・か、価値とかそんなこと考えてる時点で心が狭いと、思う。」


正論過ぎてぐうの音も出せず、苦し紛れにベクトルを変えて反論してみたが捕食者は揺るぐ気配すら見せない。
それどころか瞳が明らかに「そんなことしか吠えられないのかこの犬め」と語っている。わん。

止む気配のない言葉攻めにうちひしがれるが、アミュレットを懐に仕舞い込もうとする動作に声を荒げる。
 

「ちょっ、ちょっと、それ返してってば!」

「犬には過ぎた首輪だ。」

「だから!私は犬じゃないしそれは元々ダンテのもので・・・・」

「貴様ごときに玩具を与えるヤツが悪い。」

「ッ!!」


ぶちっと頭の中で何かが切れて押さえつけられていた鞘を全身の力で振り払い跳ね起きた。
恐怖も畏怖もかなぐり捨ててすぐさま拳を振るうが身体ごと壁に押しつけられて息が詰まる。
胸元から首元に移動して両手ごとぎりぎりと押さえつける刀の鞘が憎たらしい。

さっきより距離が近くなった氷の瞳は実験動物を観察する冷徹な科学者のそれだった。
更にむかつくべきは相手が片腕で何事もないように私の全身全霊の力を抑え込んでいるという事実。ちくしょう。

今度は負けじとそれを睨み返してやる。姿かたちが人間である分、こちらの方がずっと楽だ。


「躾がなっていない犬だ―――噛む相手を間違えるな。」

「間違えてないです!ダンテは悪くないです!!そんなこと、言わないで、くださいっ!」


女らしさなどぶん投げてぎしゃーっと歯をむき出し目を吊り上げ猛獣の威嚇(のつもり)。
相手に不愉快を示す感情が額の皺に寄せられ輝かんばかりの美貌が歪む。


「私は確かに弱いし馬鹿だし守ってもらう価値なんてないし!
 けれどダンテを馬鹿にするのは許さない!そしてそのアミュレットは返してもらう、絶対に!!」


鞘を両手で掴んで押し返そうとするがびくりもしない。どうなってんだこの腕力。
それでも必死の形相で喰らいつく。もっと距離が近ければその不健康な肌に歯を立ててやるのに!(あれ、本格的に野生化してる?


「それだけは諦めないんだから・・・ダンテの為にも、絶対に!死んでも!!」

「・・・・・・・・・。」


ふっと力が緩んだ、と思ったら反動ですとんと地面に腰が落ちてしまった。
目を白黒させて地べたに座り込む私をあの碧眼が見下ろしている―――その中に微かな揺らぎが見えたような気がした。

青い人が屈み首に何か軽い重みが掛けられて、確かめると私が散々求めたあのアミュレットだった。


「????????」

「―――――――」


何かを言おうとして完璧な造形の口唇が動き、ついに何も言葉を発することなく背を向けてしまう。
これ以上私に、アミュレットに危害を加えるつもりはとりあえずはないようだ。


「・・・・・・・・・・・ありがとう・・・?」


何がなんだかわからず呆然と呟いた言葉は罵声とは正反対の感謝の言葉。
冷静に考えると今までの事をプラスマイナスして相手に感謝する謂れなどない計算なのだが唇は勝手に動いていた。

声は届いたのかは分からないが歩みは止まることなく去っていこうとしている。


「あ、あと、ねえ!預かった本で一冊返してないのがあるけど、どうすればいい!?」


その言葉も当然のように無視されてしまったが、まぁこれで義務は果たしたと言えるだろう。
きっと取りに来たりなんてしないだろうけどそれは相手の勝手だ。知ったこっちゃない。

あの青い背中が見えなくなって今度こそ心の底から脱力して崩れた壁にもたれかかった。
今更になってあんな怖い人と対峙をしていた事が恐ろしく思える。何であんなに元気だったんだ、私。


(あの人結局は何者なんだろ・・・お兄さんってこと否定しなかったし・・・・
 何が目的かも、そもそも何でアミュレットを取り上げたのかも、分からないし。)


自然と手は胸元のアミュレットを握りしめて目を閉じていた。
そうしていると気分が落ち着いてくるような気がした―――心から安堵の溜息を吐く。


(なんだったんだろ、本当に・・・最後はアミュレットを何故か返してくれたけど・・・・・悪い人じゃない、とか?)


瞼を閉じていて蘇る。
―――私の命よりも本が大事です発言、犬呼ばわり、力づくでの牽制、見下すような視線・・・・


「ってんなわけあるかぁッ!」


思わず誰もいないのに自分の思考にセルフツッコミをしてしまった。
何の音もかえってこない静寂が耳には痛い。ちょっと空しくなった、いやそうせざるをえなかったんだって。


(あー、怖い一瞬騙されそうになったけどこれってジャイアンのあの理論じゃないか・・・・
 普段はおっかない人がたまーに善行を積むとすっごくいい人に見えるアレだ、つまり錯覚だ・・・・でも)


あの人がいなければきっとこのアミュレットは私の手元に戻ることはなかったかもしれない。
それどころかあの帽子屋のせいで命も危うかったかもしれない。
あれ、そういえばあの悪魔はどこに行ったんだろう?

閉じていた瞼を開けて周囲を見渡すとすぐ近くに地に伏してぴくりとも動かない小柄な身体があった。
近くに行って確認する勇気はないけれど、さっきまで何も動きがなかったんだから―――たぶん死んでるんだろう。


(つまり、何だかんだむかつく事はされても結局あの人のおかげで生きている訳だ・・・お情けでアミュレットまで返してもらって。)


更に思い返せばあの人が私をあの不思議な図書館から現実に帰してくれたわけで。
冷静に考えると二度も命を救われたのだから、ああ、プラスマイナスがゼロところか十分すぎる程に施しを受けている。

だったら多少(どころじゃない)の暴言に目くじらを立てるこっちが馬鹿みたいだ。
それに刃を向けられたり力ずくで抑え込まれることはあっても結果として怪我を負わされてもいない。

もしかしたら、認めたくはないけれど、悪い人じゃない、のかも、しれない。
頑張って好意的に解釈すれば、ツ、ツンデレ?いや似合わないしそんなの実在するの?うーーーーーーん?無理があるか。


「にしても情けないなぁ、私・・・」


ぐしゃりと髪の毛を握って俯いて膝を抱えて蹲る。
そうでないと自分の無力さに押し潰されてしまいそうだ―――これは真剣に落ち込む。何もできないことの証明。


(私なんかがコレを持ってていいのかな・・・またこんな事があったら今度こそは守れないかもしれないのに。)


恨めしげに地べたに転がったままのあの銃を睨む。
誰にでも分かる力の顕現すらも拒絶されてしまった、いや、私が拒絶したのか。

ゆっくりと立ちあがってあまり意味もなく土を払って拳銃を拾い上げる。


「ダンテ・・・・・」


そうだ、あの青とは正反対の赤い人に会わなければ―――このアミュレットは返してしまおう。
青い人の言うとおり私にコレを、ダンテの宝物を預かる資格なんてない。

あのいつもの安心する赤い背中を求め苦労しながらも瓦礫の山を進む。
夜はもう白み始めていて、時間をもてなさずともこの狂騒のお茶会は終わろうとしていた。






































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あとがき。
やっとバージルに会ったのにこの仕打ちで相変わらずすみません。散々待たせておいて見下されるだけという・・・
犬呼ばわりとか誰が喜ぶんですか、これは訓練された業界の方でも需要がねーよ。誰得だよ。もちろん私の趣味でもありません。
で、でもダンテからも忠犬呼ばわりされたりとか、双子から犬扱いされる夢小説ってたぶんレアですよ!需要がないからのレアともいう。

でも 今回 名前 変換 なかった ・・・

ま、まぁ一応は呼ぶ価値もない→犬へ進化したわけで。いつ二足歩行するんですかね。いや、ちゃんとしますよ!
そういえば名前もお互いに知らないまんまだった。おーのー!
ちなみに「犬」だったのは言いやすかったから見たいですよ。言い易ければたぶん「ウジ虫」になってたかもしれない(本格的に需要不明

言い訳するとバージルにとって非力(というか普通)の主人公は強い人間(ダンテ)に尻尾を振ることで生きている駄犬程度にしか見えなかったみたいです。
バージルは弱さを憎んでるみたいなので弱さの象徴である主人公はどうにも許せなかったみたいですね。あ、これあんまり言い訳になってない。

ツンデレへのときめきって大体はジャイアン理論で説明がつくと思う。

次はその間ダンテは何をやってた編です。オールレーズンうめえ。


2010年 9月5日執筆 八坂潤
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