「・・・・・・・・ッ」


身体が重い。頭の働きも鈍くなっている。

あちこちに感じる愚鈍な痛みに顔をしかめながら何とか身体を起こす。
鼻孔をくすぐる臭いに眉をひそめた瞬間に軽い衝撃。倒れたりはしないが少し身体が揺れた。

子供が親に縋るように黒い髪の頭の何かが俺に抱きついてくる。
反射的に手がぴくりと動いたが、結局どこにもやり場のないまま下ろしておいた。


「ダンテ!よかったっ!!無事だったんだ・・・私、もう、どうしようかと・・・・」


俺のコートを握りしめたまま、子供のようにしゃくり上げるの姿になすがままに溜息をつく。
邪険に振り払おうとした手も今ので石のように動かなくなってしまった。


「わた、私、アミュレットを取り返そうとしたんだけど・・・怖くて・・・・・」

「――――そうか。そりゃお姫様はそんなこと怖くてできないもんな?」

「うん、うん・・・・・ごめんなさい、ダンテ・・・・」


細い肩が嗚咽に連動して微かに上下する。
庇護欲を煽ろうとする動作も、仕草も、言葉も、全てお手本通りでつまらない。

苦いものを噛み殺しながらくっついてくる女の体を引き剥がし、立ちあがって服の埃を手ではたいて落とす。


「あ、待って、ダンテ!一緒に・・・・・」


立ちあがろうとした女の動きを銃を向けることで牽制する。
黒い瞳が大きく見開かれ、止まっていた水滴が再び零れだすまでそう時間はかからなかった。
さも当然のように呆気なく流れる涙に不快感がむくりと顔をもたげる。


「どうして?ダンテ・・・そんな、酷いよ・・・・確かに私、アミュレットとられちゃったけど、でも、」

「―――だいたい、お前はに対して夢を見すぎなんだよ。」

「え・・・・・・?」


嘲弄を込めた指摘に悪魔の漏らす嗚咽交じりの声がぴたりと止み、俺を見上げる。
姿かたちはそのものだが吐き気を感じずにはいられない。気持ちが悪い。


「な、に言ってるの?ダンテ、私は」

「塔の上のお姫様みたいにおとなしく王子様を待っている?本物はそんなタマじゃないね。
 本物は・・・そうだな、ドアをぶち破ってさっさと自力で逃げ出そうとするだろうさ。」

「私、そんな・・そんなことできないよ!怖いし・・ダンテが助けに来てくれるの、待ってるから。
 それにダンテが前に私に守るって約束してくれてたし、だから、」


きっと助けに来てくれるよね?と両手を合わせて可愛く首をかしげてみせる。
こんなおねだりをされれば大抵は言うことを聞くかもしれないが―――あいにく自分はその大抵に含まれていない。
そして本物もこれ位素直だったら面倒が少なくて助かる、と嘆息するがそれではつまらない。

そもそも約束したのはであって、目の前の彼女を装う偽物にはそんな義理もない。


「そんな約束をさせておきながらみっともなく足掻くのがだよ。
 強くてイイ男なんて最高の王子役を味方に付けておきながら、守られるだけの姫の役には満足しない。」


―――だからこそ助け甲斐がある。

あの脆い身体で、弱い手で、臆病な精神で、守られるべきでありながら自力で這い上がろうとする姿には何かを掻き立てられる。
自然とその手をひくように、その身体を守るように動いてしまう。

それに、が自力で脱出したと自慢されるよりも、こっちが先に助けて心底悔しそうな表情をさせる方がずっと面白い。


「ま、今みたいにおとなしく待っている方が助かる時もあるけどな。
 けれど俺の予想通りにしか動かないようじゃつまらねえ。」


向こうは俺のことを散々に言いやがるが自分の行動も大概だってことに気付いていない。
特に自分の為だけではなく、誰かの為に動かなければならない時の行動力は普段の比ではない。
結果そのせいで余計にややこしい事態になっていても、それがにとって恐怖との葛藤の末の決意であると理解している。だからこそ、


「それに、そんなおしとやかな女がそもそもまだ俺の傍にいるとは思えない。
 いたとしてもその悪魔化したさっきの状況で俺を置いて逃げるだろ?」

「――――――ッ」


自分が悪魔に狙われやすいと知っておきながら、半分とはいえ悪魔の血が混ざっている自分の傍にいるなど正気ではない。
実際に疑い殺されかかっても、それでも結局は信頼しきって今では疑いもしない。

だからと言って何度も殴りかかってくるのはどうかと思っているが。

さっきも俺が悪魔化しても傍を離れようとしなかった―――結局は振り落としてしまったがこっちの身を案じて頑として譲らなかった。
それにあの時「離れろ」と言っておきながら、実際に正気を取り戻したのはの存在があってこそだった。


「それと香水は買い換えた方がいい。ドブの臭いは俺の好みじゃない・・・なぁ、アリス?」

「ふぅん・・・・なーんだ、気付いてたんだ。」


ぐにゃり、との顔が歪んでくつくつと昏い笑声をあげる。
もはや隠すつもりもない妖気が溢れ出て、申し訳程度に生えていた緑が一瞬で枯れた。

目の前で不気味に笑いながら、子供が描いた絵のように崩れていくアイツの顔は悪夢のようだった。


「どうせならもっと美人に化けるんだな。アイツには勃たねえ、って何度も言ってんだろうが。」

「じゃあ、こういうのならいいのかな?」


の姿が一層に歪み、足はすらりと伸び胸が豊かに膨らみ髪が金に変わり長さを変え―――俺と揃いの紺碧の瞳が見つめ返す。
服の大きさだけが幼いまま、アリスの面影を残しながら母さんを彷彿とさせる艶めかしい美女がそこにいた。
豊満な肉体が窮屈な子供服に押し込められて甘美な悲鳴をあげている。

俺の思考を読み俺にとっての美女を演じている―――俺にとっての美の化身のような姿にも頭は痛くなるばかりだ。
自分のコンプレックスを刺激する姿に軽い自己嫌悪にも陥る。


「私、ずっと王子様を待っていたのよ。迎えに来てくれるって信じてたの・・・」


許可もしていないのに、そのまま凭れかかるようにしてしおらしく抱きついてくる。
先ほどとは違い整った鼻梁に大きな瞳、流れるような金の髪に蕩けるような甘い声は男を誘うに十分だ。

けれどそんなものがなくてももっと人を惹きつけるものを俺は知っている。


「誰も私を見てくれないのがずっと不満だったわ。こんなに待っているのに。
 でも信じてたの。私はお姫様で、この不幸も後の人生を盛り上げるためのスパイスだって。」

「俺がその王子様だと?」

「ええ。ちょっとボロボロだけどかっこいいし、とっても強いもの。我慢するわ。」


白く細い指がつつと俺の頬をなぞり、扇情的に吐息を首元に吐く。

俺も息を吐く―――ああ、悪魔がここにいるって事は本物のはどうしているのか。
ずいぶんとアミュレットを奪われたことを気に病んでいたようだし、一人で取り返しに行ったのかもしれない。

だとするともうあまり悠長にはしていられないわけだ。


「ねえ、ずっと私を守ってくれる?永遠に傍にいてくれる?
 私はあの子なんかよりもずっと美人だし、お料理も頑張るし、足手まといにもならない。
 それにあなたの言うことなら何でも聞いてあげる。あの人間みたいに口も手も悪くないわ。」


その言葉に頭のどこかが小さく爆ぜ、細い腕を一纏めにして地面に抑え込み銃口を白い額に押しつける。
額に当てられたそれを信じられないと言った表情で悪魔は見つめた。


「―――俺がアンタの正体に気付いた理由はもう一つある。」

「え・・・・?」

「の姿をしていてアミュレットがないってのに、全くこうしてやりたいと思わなかったことさ。」


容赦のない銃声が響き、悪魔の身体が跳ねて軽い衝撃が腕に伝わる。
ひゅうひゅうとか細い呼吸音がやけに大きく響き、子供に戻ったアリスがこちらを見上げてきた。
今にも泣き出しそうな子供の顔に何かが掠めるが頭を振って追い払う。


「どうして、そんな、我慢してまでのことを・・・・」

「さぁね。」


今となっては多少の我慢をしても、が傍にいる方がいいと思える程度にはあのおままごとのような生活も気に入っている。
それがかつて自分が諦めた何かをくすぐり、喪失感を補っている心地よいものだと感じてしまったからだ。

だから好みとかの問題ではなくアイツには手を出さないし、今のように年頃の男女にしては温い関係も続けてやる。
向こうが俺に家族を求めているのならそれに乗ってやるまでだ。


「それに俺は悪魔狩人だ――――お前らにそれ以上の理由が居るのか?」

「うそ、うそ、こんなの・・・だ、だって、ラビは、こうすれば私の、王子様に、会えるって・・・」


小さな手を自身の額に押し当て、手の平に付着した赤色にひっと蛙のような悲鳴を上げてうめく。
悪魔の生命力なのか、致命傷を負いながらも俺から転がるように逃れてぐしゃぐしゃと髪を掻き乱した。
芋虫のように地を這いながら何かを求めて虚空へ手を伸ばす。


「や、だ・・・死にたく、助けて、死にたくない・・・・・・」


ぐしゃり。

悪魔の顔が弾け飛んで地面に胸糞の悪い赤の花弁を散らせる。
首から上のなくなった小さな身体の近くには、赤い血とは対照的な白い兎が立っていた。
それが先程の教会であった兎だと気付き戦闘態勢に入るが、兎はまるで意に介さないように平然と続ける。


「少し―――意外だった。君がアリスをこうもあっさり拒絶するとは。
 彼女にはあの人間よりも全て優れているように設定したし、外見は君の好みだと思ったんだが。」

「・・・・悪いが俺は人間相手でないとヤる気がでなくてね!」


不愉快な音の羅列にほぼ脊髄反射でその白い身体を銃弾で貫く。
しかし傷口からは血の代わりに雪のような綿が零れただけで全く答えた様子はない。


「今更になって登場してヒーロー気取りか?」

「いいや、私はただ単に実が熟しているかどうかを見届けに来ただけだ。」

「実・・・・?」

「そう、実だ。」


相手の揶揄しているところが分からず眉を顰める、瞬間に兎が目の前に現れた。
こちらが反応するよりも早く、自身の身体が血で汚れるのを構わずアリスの身体を抱きあげ、続ける。


「この様子だと問題はなさそうだがね。
 それよりもダンテ、君の中の悪魔の力はどうだっかな?その力は素晴らしかっただろう?」

「――――――」


先刻の出来事を思い出して血がざわざわとざわめく。
確かにあれは振るうことを快感と呼ぶに値する、絶頂感にも似た力の行使だった。
悪魔化した身体に精神も引き摺られていたとはいえ、純粋な興奮も含まれていたのも事実。


「君はその力であの悪魔を思うがままにねじ伏せることに快感を得ていたのでは?
 あの人間のことすら忘却の彼方へと追いやってしまうほどにね。
 ああ、だからといって恥じることではない。悪魔ならば快楽に身を委ねて当然だ。」


人形師がそうするようについと白い指を動かす。
指の先の見えない糸に誰の身体が絡めとられているのかわからない。


「ただ、君はいつでもその気になればあの力を得ることができるということだ―――今度は借り物ではなくね。
 両親を無残に殺された君にとってはこれ以上ない魅力的な提案なのでは?」


あの力が手に入れば、確かに母さんを殺した悪魔に復讐するのは容易だろう。
しかし脳裏には赤い池から伸びるの腕の姿が焼き付いている。

あれだけの力を手に入れておきながらたった一人の人間を守ることさえできなかったのだ。
それは、本当に強さと呼べるものなのか?制御できず悪魔の力に溺れただけのものが?


「だから?何だ?俺もそっち側に行けってか?――――冗談じゃないね!」


予備動作なしに背中の剣を兎に向けて振り下ろす。
しかし既にその姿はなく、白銀の一線で空しく瓦礫が斬れただけ。
崩れかけた建物の上からこちら側を睥睨する白い影に小さく舌打ちした。


「これが君の今の実力だ。いつまでも人間なんかにしがみついているようでは一生手が届かない領域がある。
 そう―――君の兄がそうしたように、力を求めて人間を捨ててみるのもまた一興かと思うが。」

「―――――!?」


その意味を理解するのに一刹那かかった。
一瞬の隙にあの白兎の姿は掻き消え、周囲には何事もなかったかのような静寂が舞い戻る。
悪魔の追跡を考えるよりも頭の中では白兎の言葉の意味を繰り返していた。


(バージルが、生きている・・・・・?)


剣を下した姿勢のまま哲学者のように呆然と立ち尽くす。
事態を飲み込もうとし、また拒否をして珍しく混乱する頭に微かにあの声が聞こえたような気がした。

振り返れば、足を半ば引き摺るようにしてがこちらに歩いてくるのが温い朝焼けの中で見える。
こちらの姿を目に止めると顔を喜色に染めて犬のように駆け寄ってきて目を細めた。
















「ダンテ!よかった、無事だった!!置いて行ったときはさすがに良心が咎めたけどまぁ大丈夫かなって思って。」


言い訳をしながらダンテの身体を爪先から指の先までじっくりと観察する。
相変わらずお互いにボロ雑巾のような体たらくだったが離れる前も同じだったから問題ない―――私の上着が見当たらないが。

それよりも、いつも悪戯っぽく笑っている青い目に翳りがあったような気がして首を傾げる。


「・・・・・もしかして無事じゃない?何かあった?」

「何かって何が?」

「いや、それを聞いてるのは私なんだけど・・・・なんか、なんとなく。」


辛そうに見えた。

と続けてぽりぽりと頭を掻くと、散々地べたに倒れたせいか爪の間に砂の感触がして顔をしかめた。
この分だと今日の風呂は天国ではなく地獄になりそうだ。もっとも気力があればの話だが。

妙な空気になりそうだったのを、ダンテの赤い背中を軽く叩いて払拭する。


「ま、言いたくなければ言わなくていいよ。言いたくなれば言えばいいと思うし。」


ダンテの端正な顔の口元が綻んだ、と思った瞬間に頭に慣れた軽い衝撃。
長い指にデコピンをされ、思わず演技のように大袈裟に頭を抱えてしゃがみ込んでしまう。
本人は手加減してるつもりだろうが元の力が半端ないのでめちゃくちゃ痛い。


「ちょっ、人が!人がせっかく頑張ってアミュレットを取り戻しに、行ったのにこの仕打ち!!」

「だからこっちのお姫様はなんで『待て』も大人しくできないんだか・・・」


抗議の意を精一杯に込めて睨みつけてやるが、ダンテは愉快そうに笑っていた。
それがあんまりにもかっこいいものだから、不覚にもぐっと来てしまったのが悔しくてわざと不満そうな顔をしてみせる。


「え?何でダンテ不気味に笑ってんの・・・こわっ、あ、いや、何でもない。」

「いや、つくづくお姫様の似合わない女だと思ってね。」

「・・・・・なら犬が似合うってか。」

「ああ、四足歩行してりゃ完璧かもな。」


あの青い影に当てられた自虐にもあっさりと肯定されて軽く落ち込む。
同居人までもが私が犬っぽいと言うのか。忠実ではきはきしてるイメージなんてものは私には無縁だと思っているのに。

ついでに同じ人物から受けたお情けを思い出して今度は演技ではなく本当に不機嫌な顔になる。
そっぽを向いてダンテの整った鼻梁にあの赤いアミュレットを突き付けた。
自分の成果だと素直に自慢することができないことを歯がゆく感じる。悔しい。


「取り戻してきた―――私の力じゃないけれど。」

「の力じゃない?どういうことだ?」

「・・・・・それは後で話すよ。それよりも早く帰りたい。」


立っている気力もなくなって、ついに汚れるのも気にせず適当な地べたに腰を下ろして座り込む。
事務所には帰りたいけれど絶対に自分の力ではもう動きたくなかった。


「疲れたなぁ・・・こんなに動いたの久しぶりだよ。もう歩きたくない、歩くと痛い、ここに住む。」

「住む場所を決めるんだったらもっと考えた方がいいぜ?せめて酒場は歩いて数分のとこになきゃいけねえ。」

「それはダンテの都合だよ・・・でも、まじ、もう、無理・・・・・」


ぐったりと崩れかけた壁に寄りかかり目を閉じる。うっかりするとこのまま眠れてしまいそうだ。
せめて事務所のベッドで、できれば風呂に入ってから―――は無理だ。今入ったら眠って溺れ死ぬ自信がある。

ダンテが映画のスターみたいに大仰に肩を竦め、私に背を向けてしゃがみ込む。


「ほら、。今日だけは馬役になってやるよ。」

「馬役って何・・・ダンテはどっちかっていうと狩人とかそんなんでしょ。」


悪魔狩人だけに。

なんてどや顔で続ける気力もなく、少し躊躇った後に素直に広い背中にもたれかかる。
ダンテも消耗しているみたいだから心配したけれど、特に苦もなくひょいと私を背負ってみせるあたり流石だ。
そして緊張しながらも逞しい首に腕を回して全体重を彼に預ける。

まるで自分が子供に戻ったみたいで少し恥ずかしい。けれど心底助かる―――正直、ちょっと期待もしてたし。


「ダンテ、重くない?大丈夫?」

「体重制限はオーバーしてない。問題ねえよ。」


当たり前だ。化け物級の力で支えられたい体重ってどんなのだ。

ダンテの歩く速度に合わせてぷらぷらと揺れる足と背中の振動が心地よい。
人肌という最適な温度もあり、予想外の居心地の良さにこのまま彼の背中で眠ってしまいそうだ。

そして何より安心感が違う。
さっきと同じ、危険な悪魔が跋扈していた場所だというのにこの人の近くにいると全く苦ではない。


「・・・・ダンテの背中は安心するねー。あったかいし、広いし。」


よりかかった背中が一瞬だけぴくりと動いたけれど、意外にもいつもの皮肉や軽口は飛び出してこなかった。
それをいいことにまたへらへらしてたら激しく揺らされて少し酔った。







































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あとがき。
新作のダンテ(?)に動揺が隠しきれません。マイナス方向に。ツイッターでもかなりあらぶってた。
というかどうぜ外注するならプラチ●ゲーム●さんにだな・・・!あの御方に依頼をだな・・・・!!

対照的にマヴカプをTGSで遊んできましたが再現率高かったです。
アマ公と並んでる姿だけで興奮物なのに、本家は めちゃくちゃ かっこいい よ !
やっぱりダンテは銀髪+コートでなきゃ!バージルを隠しキャラで出してくれたら神だと思います。

今回は言いたいこと、というか書きたいことはぼんやりとあるのにいざ書きだすとうまくいかなくてもやもや・・・
いきなり間もなくラブ!とかそういうのにはしたくなかったのでぼかすのに苦労しました。
ダンテもまだ恋だとか愛しさだとかそういうの感じてるわけじゃない、もやもやした気持ちなのでこっちまでもやもやだよ!

バージルは本当に書きやすいですね。犬呼ばわりとか誰得とか思ってましたが意外と得してる人はいたみたいです。

あと書いたとおり主人公にえっちい事をしないのはダンテの気遣いです。
たぶん男女がこういう年頃になったら、吊り橋効果だとか何とかで普通はくっついちゃうと思うんですけどねー!
そうでなくても正常な男なら女と同居すれば普通やっちゃうんじゃねとか考えてました。すみません下世話でしたね!!

けれど主人公はそれを求めているわけではないし、向こうも求められていないことが分かっているから発展しません。ダンテまじ紳士。
まぁ、いずれはどうなるかわかりませんが。

あ、ちなみに主人公の上着はアリスに捨てられました。

ドリフターズのあとがき漫画ちょう面白い。おぱーい!お豊の男らしい笑みとかしんぼーたまんねえと思いますほんとかっこいい。


2010年 9月28日執筆 八坂潤
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