「ようダンテ、頼まれたモン調べてきたぜ。
 しっかし何でこんな事を調べさせたんだ・・・?もしかして、コレか?」
 
「お前にゃ関係ねえよ、エンツォ。」
 
「へいへい・・・ったく人使いが荒いこって。」
 
 
ドアの向こう側のエンツォさんとダンテの会話。
ダンテが念の為にと「私が本当に異世界に来てしまったのか、この世界は違う世界なのか」を調べてくれていた。
 
方法は、『―――つまり私は存在するかを調べる』こと。
 
同席することももちろん考えたが、もし居なかったとして―――そうなるとじゃあお前は何なんだと確実に怪しまれる。
裏の世界というよく分からないものがあってそれを理由に適当にごまかすにしても、もし面と向かって言われれば平静を保てる自信なんてない。

そこでこの場はダンテに任せて、私は二階に居ても良かったのだけど一刻も早く返事が聞きたくてエンツォさんの死角に居る。
 
 
「ダンテ、お前に言われてあのお嬢さんの事を調べてみたけどよ・・・」
 
 
高鳴る心臓を胸越しに手で押さえつけ、祈る。
 
ああ、どうか最悪の結果にはなりませんようにと。
 
 
「同姓同名はいるが―――なあどういうこった?あのお嬢さんと同じ外見の日本人は見つからなかったぞ?」
 
 
突きつけられた現実に吐きそうになったが、堪えた自分に拍手したい位だった。
 













ぼぅっとベッドの中で温かい布団に包まれたまま、天井を見上げていた。
夜の静寂の中ではスラムの喧騒も遠く、寝付ける気配はなく天井の染みを数える訳でもなく、ただ目を開けたまま転がっているだけだった。

今日、エンツォさんから例の私の調査を聞いて―――結局のところ私はここにはいない存在だったらしい。
同姓同名の人間はいれども顔や生い立ちは全く違う。
そしてその誰の家族も捜索願い等を出してはいない。つまり、誰もいなくなってはいない。

私は、こちらの世界の人間ではなかったのだ。


(あの謎の電話の言う通り、別世界からやってきたと言われても・・・実感が沸かないや。
 もっと草木溢れるファンタジーな場所だったら受け入れられたかもしれないけど、ここはアメリカですよ?ニューヨーク。
 向こうにもあった場所で、でも別世界ですよーなんて言われても正直ピンとこない。)


だからなんだろうか。
私が、この事実をそこまで悲嘆していないのは。

今までのように、ただ単に国境を越えてしまっただけだというのなら、まぁ不法入国扱いではあっただろうけどなんとかなったかもしれない。
けれど世界線を越えてしまったとなれば話はまったく別だ。帰る方法はより絶望的になるに違いない。
ここは悪魔だとか魔法っぽいものだとか、そういう多少ファンタジーな要素がるから、その中に方法があるかもしれないと楽観視しているんだろうか。


(なんでだろう・・・私、もっと悲しんでもいいのに、家族を思い出して泣いてもいいはずなのに、どうして涙を流したりしていないんだろう。)


別の世界に来てしまった、という事よりも最近は家族を想って泣かなくなってしまった事のほうがよっぽど恐ろしかった。
恥ずかしい話だがこちらに来たばかりの頃はしょっちゅうダンテに気付かれないように泣いていた。
夢にだって何度も見ては目を覚ました現実に悲しさを覚え、擦って赤くならないようにそっと涙を拭った。

以前だったら望まなくても、もう家族に会えないんじゃないかという不安、恋しさ、悲しさ、そんな色々な感情が溢れて止まらなかった。

けれど今はどうだろう。
もはや自分の体質について解決しても、もう戻れないかもしれないというのに涙の一筋も流れはしない。


(怖い・・・どうして、こんな風にしか感じられないんだろう・・・・私、悲しくないの?)


やっとじわじわと滲んできた視界は自身の変化に対する恐怖のもの。
私が望んだ形で溢れてきたものではない。私は、どうなってしまうのだろうか。

しばらく瞳を潤ませるに任せていたが、別の理由で流してしまうのは恐ろしくてベッドを降りる。


(きっと、涙を流せないのは、水分が足りないからだ・・・水飲も、水・・・・)


そんな理由ではないと当然分かってはいたが、他に見つけられる理由がなくて廊下へ出る。
明かりを消した暗い廊下はすぐに目が慣れて歩くことに問題はなくなった。


(そういえばダンテはもう寝てるのかな・・・)


なんとなく、修学旅行の友達の寝顔覗いてやろうぜ的なノリでぺたぺたとダンテの部屋へ近付く。
部屋からの明かりは漏れていないのはきっと寝ているのだろう。
物音が聞こえないのは、意外にダンテはいびきとかかいたりしない方の性質らしい。勝手に豪快な寝相を想像していた。


(・・・・・・・・ダンテには悪いけど、ちょっとイケメンの寝顔とかって興味ある・・・・)


すいませんちょっとじゃありません。死ぬほど興味あります。見たいです。

でもこんな時間に部屋を訪れたら夜這いをするやーらしい女だと思われたりしないだろうか。
あとよく漫画ではこういう事をしてると相手に気取られて起こしちゃって、しばらくネタにされるという展開も多い。くそっどうすれば!!
普通は気付かないと思うがダンテは空想上のキャラクターのように強い。そんな展開も結構ありえると、思ってしまう。


(素直にバラエティ番組のノリで特攻するか?あ、でもこれって海外でもネタ通じるの?
 通じなかったら結構切ない上に怪しまれるぞ、でもイケメンの寝顔とか見たい!超見たい!!)


しばらくダンテの部屋の前で葛藤した結果、「これは夜這いではありませんし純粋な学術的興味ですし。」と言い訳をして特攻する決意を固めた。
あれだ、要は起こさなければいいんだ。こっそり行ってこっそり見てこっそり癒されてこっそり帰ればいいんだ。

握り拳を顎の下の方に、実況レポーターのノリであることを誰かにアピールしそっとドアノブを握って開ける。
極力、音を立てないように努力しているがどうだろう。これは成功するだろうか。
そろそろと室内に侵入しひたひたと最大限の注意を払って猫のように密やかにベッドへ近付く。

そして逸る心臓を押さえつけベッドの中をそっと覗き込む、がすぐに私のにやけ面は身を潜めることになる。


(・・・・・・・うなされてる?なんか、苦しそう・・・?)


美しい銀髪はそのままに、しかしいつもの余裕ある秀麗な眉は顰められ、薄桃色の唇は半開きだ。
その少し開いた口からはひゅうひゅうと断続的に息が漏れ、全体的に苦しそうに見えた。
確かに寝顔はとんでもないイケメン具合を発揮しているが、どこか辛そうなその寝顔に高揚感など一気に吹き飛ぶ。


(え、っと、どうしよう、これ、起こした方がいいの?身体のどこかが痛いの?
 でに、ダンテが怪我とかはしないし、病気は分からないけどそんな様子もなかったし・・・夢に、うなされているの?)


起こすべきなのか、しかし起こしたら私があほな理由で部屋に忍び込んだのがばれてしまう。
とりあえずどうすればいいのかが分からなくてそっと汗で張り付く髪を梳いてやった。
すると手が何かを求めるように宙を彷徨い始めたのでそちらに触れると強く握り返される。


「ダンテ・・・・?大丈夫、ダンテ?」

「・・・・さ、ん・・・・・母さ、」

「へ?母さん?」


普段はそんな甘えたな一面を全く見せないだけに、寝言で母を呼ぶダンテに少し驚いてしまう。
そうういえば彼はまだ甘えたい盛りの頃に母親を亡くしていて、それはどんな気持ちだったのだろう。

どうすればいいのか戸惑っている間にもダンテはどんどん苦しそうにどの美しい顔を歪めていく。


「母さ・・・バージ、ル・・・・俺を、」


ダンテの苦しそうなこの表情、尋常じゃない様子、そして呻く様に搾り出された2人を呼ぶ声。
それらにピンと来てダンテの右肩をひっつかんで激しく前後に揺さぶった。

きっと、ダンテは今、夢の中で例の―――お母さんとバージルさんが殺された場面に、いる?


「ダンテ、起きて!それは夢だから、もう泣かなくていいから!!」

「・・・・っ、う・・・・・」


いくら揺さぶっても呼びかけても、青い瞳が開かれない。
あまりの起きなささにもしかしてこのまま目が覚めないのではという子供のような不安が頭をよぎった。でも私には切実だ。

揺さぶる肩を止めて、もう一度優しく髪を梳いて名前を呼ぶがやはり起きない。最終通告終了のお知らせ。
すぅ、はあと深く深呼吸をしてダンテの手を再度強く握る。幼児のように大人しく握り返してくるそれに一瞬の罪悪感。


「・・・・・・ッごめんダンテ、でも、起っきろおおおおおおおおお!!!!!!」


髪を優しく梳いていた右手を一転、拳を握り締めて思いっきりダンテの無防備な脳天に振り落とす。
その渾身の一撃は見事に額にクリーンヒットしその身体が一瞬だけ揺れた。

そしてやっと、あれだけ待ち望んでいた空色の瞳が、こちらを見つめ返していた。
未だ現状に対応できていない表情はあどけなく、幼い。


「・・・・・・・・・・・・・?」

「や、やっと、やっと・・・起きたか・・・こんの、やろ・・・・・」


ぜえはあと一連の起こすための動作で荒く息を吐きながら、未だ夢と現実を彷徨っているらしいダンテを見つめ返す。

先程の一撃は私にとってはかいしんのいちげきと言っても過言ではなかったが、全くダンテはこたえていないようだった。
私の殴った場所をさすろうともせずにぼうっと私を見つめ返している。
いつもどこか尖った刃のような印象があるダンテにしては珍しい、子供のように無防備な姿だった。


「・・・・・・大丈夫?なんかすごくうなされてたけど。」

「あー・・・・・・ああ、そうだな・・・」


これまた彼にしては珍しい、歯切れの悪い答え。余裕のない態度。
でもあえてそれを無視してとりあえずダンテがしっかりと現実に帰ってくるのを待った。

手持ち無沙汰にダンテの髪を梳いていたのを、そろそろと離れようとするとその手をしっかりと掴まれる。


「ダンテ、」

「・・・・・・・俺は寝言で何て、」

「ん、んー・・・・・・・・・・・や、えっと、その、すいませんあのバッチリ聞いてしまってすいません・・・
 寝言では・・・お母さんと、バージルさんの、名前を、呼んでて・・・なんか普通じゃないうなされ方だったし、起こしちゃった・・・」

「そうか、聞いたのかアレを・・・・・」


なっさけねえ、と小さく呟いてダンテの手が目元を覆う。
珍しく弱りきっているような様子の彼に、やっぱり予想した夢の内容は当たっているんじゃないかと予感した。

この傲岸不遜な男にとって夢にまでうなされそうな出来事と言えばそれしか浮かばない。
そうなると私はきっと彼に知られたくない部分を、くだらない好奇心から覗いてしまったのだ。


「・・・・聞いちゃったりして、ごめん。」

「・・・・・・・・・・・・・・。」


ダンテは答えない。目元を隠しているのでどんな表情をしているのか分からなくて反応に困る。
きっとここは寝言を不用意に聞いてしまった私に対して怒っているんだろうが・・・申し訳なさで、消えてしまいたい。
イケメンの寝顔いただきますとか言って安易に部屋を訪れちゃった過去の自分が憎い。

でも、ああしなければダンテはずっとうなされていたままだったのだろうか。
そう考えるのなら、もしここで怒られても私が部屋を訪れた意味は・・・・きっと、あった。


「・・・・・ひかないのか?寝言でまで自分のママの名前を呼ぶマザコン野郎だって。」

「・・・・・・・・・はあ?何で?」


さっきまでの慎ましい態度はどこへやら、相手の自嘲気味な問いの意味が分からなくて素の声が出る。

頭の中は疑問符がしばらく浮かんでいたが、でも相手が青年・かつへらへらしつつも結構プライドがお高い事を鑑みて答えに辿りつく。
もしかしたらダンテは自分が未だ寝言で家族の名前を呼んでうなされてしまう事を恥ずかしがっているのではないかと。

確かに普通だったらちょっぴり恥ずかしいことなのかもしれないけれど、別に事情が事情なんだし恥じる必要は全くないと思う。


「うーん・・・別に、お母さんとバージルさんの名前を呼んで魘されるのは、恥ずかしくないと思うよ。
 少なくとも私は気にしないし、むしろそれが普通なんじゃないかなって思うし、」


そう、むしろ私みたいに家族を死という形ではないが決別してしまったばかりだというのに、泣けない方がきっと異常なのだ。

家族を思い涙を流すダンテの姿を見て確信してしまった。
ああ、やっぱり私はきっとどこかがおかしくなってきているのだと。
別段仲が悪かったということもないのに、むしろ仲は良かったというのに、こうして記憶も夢も・・・いずれは執着も薄れてしまう私は、


「――――?」

「・・・・・・・・・・・ん、なんでもないよ。」


骨ばった手をきゅうと握りしめて私は目を閉じる。

きっとダンテは私が一刻も早く家族の元へ帰りたいと、恋しがっているだろうと心配してくれているだろう。
けれど実はそんな感情が、自分でも恐ろしいことに段々と薄れてしまっているだなんて彼に知られたくなかった。

きっと薄情な人間だと思われてしまう。それとも気味悪がられるだろうか。
私だって自分がこんな風になってしまって、それが恐ろしいと感じているのにいいようにとらえてくれるはずがない。


悲しい思考に沈んでいると、ダンテのもう片方の手が視界から消えた、


「う、おおおぅ!?」


と同時に背中から強い力に引っ張られてダンテのベッドの中にダイブさせられる。
正確には抱き合うような形で、厚くて逞しい胸板に顔を押し付けられて一瞬だけ冗談でもなく思考が飛んだ。
混乱で白黒する視界の中では子供の悪戯が成功したように笑うダンテと、いやそもそも男女がベッドの上に転がるって、これ、


「ッ〜〜〜〜〜〜!!?」

「おー、よーしよしよし。グッボーイグッボーイ」

「ボボボボーイじゃねえし!!!!?ボーイじゃねえし!!!!?っていうか、え?」


熱いくらいの体温を文字通り全身に感じさせられながら、暴れていいのか逃げていいのかこのまま役得なのかとぐるぐると思考が回っている。
とりあえず離れなければ、と勢いよく身を起こすが再度背中に回された手でダンテの胸板に沈むはめになった。

くっそ、こいつくっそ!絶対に自分の鍛え上げられたボティー自慢も入っているに違いない!
それともあれか?さっき殴ったの実は怒ってたりするのか!!?こんなん役得だけとでも私に被害のないようにイケメン爆発しろ!!!

ぐぐぐぐぐ、と身を起こそうとする私をいとも簡単に片手で押さえつけたまま無言の攻防が続く。
ここで自分がうっかり「これ若干役得じゃね」と正直思っていることが知れたらとんでもない痴女だと思われる上に図に乗られる。
図に乗ったらその先は、いや!間違いは起こらないと思いたいが一応は年頃の男女だからこういう冗談は勘弁してほしい。幼女とやれ、幼女と!!


「、大丈夫だ。」

「いいや全く現在進行形で大丈夫じゃねえんだよこのやろう・・・!!」

「大丈夫だ。」


未だ力の攻防を続けたまま力を込めていると、もう片方の手が私の頭に触れた。
若干ぎこちなく感じる動きで、柔らかくなんて全然ないごつい掌に優しく撫でられて、びっくりして気が抜けてしまう。

さっきまでの醜い争いはどこへやら、地面(見事すぎる胸板)ばかりを見ていた顔を上げるとそこには優しい表情を浮かべたダンテがいた。
普段のようなニヒルな要素はすっかり消えた、いやらしい気持ちも全くないただ慈しむだけの表情に色々な感情が潮をひくように収まっていった。

なんとなく何もかもが抜け落ちてしまい、すとんとダンテの胸板に頬を落とすと背中に回された手もあやすように一定のリズムで叩く。


(・・・・・・・この図は恋人同士というよりもペットとご主人様に近いなこれ。)


でもすっかり相手の思惑通りに落ち着かされてしまい、従順すぎる自分にはあと内心で溜息をついた。
ついでに言うと咄嗟に出た例えの話で自分がナチュラルに犬に置き換えられてしまったのも情けない。
口では散々に反論しておきながら犬根性が染み付いてしまったとでも言うのだろうか。わん。


(バージルは私の事をダンテの飼い犬だとかなんだとか例えやがるけど、ダンテもその感覚なのかな・・・)


いや、いいんですけどね。
変に意識させるような行動をとられて期待させられるよりは、こういうペット扱いのが断然に楽だ。
実際に首輪をはめられるとかそういう特殊なこともないんだし、実際に仕事を恵んでいただいているような立場の私には飼うのとそう変わりはない。

それにペットも、家族の一員だ。
妹や姉や母には到底なれないから、それもいいのだ。


「大丈夫だ、。お前はきちんと俺が家族に会わせてやるよ。」


ダンテの優しい言葉にはたと息が止まる。

ああやっぱり、ダンテは私の事を心配してくれている。
私が家族に会いたがっていると、きっと自分が悪夢を見てより決心を固めてくれたのかもしれない。

だからもう言い出せない。
自分の内側に燻っているこの不安を吐き出すことなんて、到底できなくなってしまった。
私の何かが変化してしまって、彼の思う通りに家族のことを悲嘆していないと知られてしまえば、もう優しくなんてしてもらえない。

この人の思う通りの優しい人間ではなくなってしまった事が、とても悲しかった。


「・・・・・・・・・・・・ぅ、ふ・・・」


今度は本当に泣きたくなった。

けれどそれはやっぱり自分の望む形ではなく、自分の情けなさと後ろめたさ、ダンテの思う通りに悲しめない自分。
このまま優しさに甘えてぶらぶらと揺れるだけの存在になってはいけないと分かっているのに、崖を這い上がる勇気も手を離す潔さもない。

私は駄目な人間だ。
バージルさんが私を蔑むのも分かる。
私は飼い主の紐にぶらさがっているだけの、宙ぶらりんな卑怯な存在だ。

そしてそれを自覚してもなお動けないでいる。


「・・・・うん。ありがとう、ダンテ。」


内心の感情を糊塗し、さもダンテの言葉に慰められて安堵したような笑みを浮かべる。
それに満足したように空色の瞳が細められ、再び頭を撫でられる。

けれどさっきのような純粋な喜びはそこになく、慰める為の手の生み出す罪悪感に押し潰されて消えてしまうような心地だった。







































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あとがき。
なんで、ここで、気持ちが、離れるような、話を、入れたの!!!!!馬鹿なの死ぬの!!!!?
あと久々にラブラブ(笑)シーンなのにやっぱり暗いね。普通に甘いの書けば良いのにね。ハハッ(乾いた笑み
なぜか加筆後は欝に向かってますが大丈夫。これグッドエンディング前提だから大丈夫。基本的にDMCはグッドでBSRはバッドです。

戯言シリーズで一番好きなのはと聞かれると迷った挙句に姫ちゃんに落ち着くと思います。
姫ちゃんは戯言シーズの中でトップクラスに愚かで、好感が持てます。
例えあそこで戦士としての本能が危険信号を発していても、それを無視すれば助かったのに。
けれどその生きる芽を捨てていーちゃんの為に戦い、そして戦死した姫ちゃんは本当に尊ぶべき愚かさだと思います。
戯言キャラはどんなに強くても、生きる可能性があっても、それを人間としての感情によって無視し死んでいくパターンが多いよね。

いーちゃんの本名が結局最後まで公式で語ってくれなかったのは嬉しい、が公式の文書ではどう名乗っているのか非常に気になる。

ちなみに次点での匂宮くんは零崎シリーズで「らめえ!もうこれ以上好きにならせないでらめええええええ!!!!」という感じでしたが。
しかしあれだよね。戯言シリーズはキャラに萌えた瞬間にキャラが死ぬよね・・・姫ちゃんの死亡フラグは勝手に、回避されたものかと・・!!くそう
人識くんは舞織ちゃんが絡むと途端にお兄ちゃん面せざるをえないところが可愛いと思う。っていうか零崎一賊は卑怯。あんなん好きになるしかないじゃないですかやだー!
零崎人識・匂宮出夢・零崎舞織・紫木一姫は俺のドリームチーム。敵にとってはナイトメアチーム。

SPECの映画楽しみすぎて吐きそうオロロロロロロロ・・・・
され竜のギギナとガユス・銀魂の沖田と土方・SPECの瀬文と当麻、互いに口がクソ悪くて面の向かって舌打ちできるようなコンビが好き。


2012年 4月2日執筆
(C)八坂潤 


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